熊本県で最大震度7を観測した地震が発生したから、きょう=4日で1週間です。
「イオンモール熊本」の爆発事故で亡くなった従業員の女性の告別式がきのう=3日に営まれ、多くの参列者が突然の別れを悲しみました。
今回の地震による死者はこれまでに38人にのぼり、災害級の暑さの中、4日も8200人以上が避難生活を送っています。
1週間が経過しても厳しい状況が続いている被災地の現状を取材しました。
■3日は熊本市で観測史上初 40.3度「酷暑日」記録
最大震度7の地震が発生してから4日で1週間です。
3日、熊本市では観測史上初となる40.3度「酷暑日」を記録し、災害級の暑さが続いています。
4日朝も、「旬感LIVE とれたてっ!」取材班が宇城市で取材をしていると、熱中症の疑いで90歳の女性が自宅から救急搬送されました。
女性のかかりつけの病院も被災していて病院探しに時間がかかりましたが、無事、熊本市内の病院へ運ばれました。
■「正直、見当がつかない」命に関わる酷暑の中で続く片づけ
厳しい暑さの中で続けられる片付け作業。
先月31日に開設された、宇城市にある災害廃棄物の仮置き場には、3日までの4日間で、約2600台の車が“災害ゴミ”を運びに来たということです。
4日も朝から廃棄物を持ち込む車で1キロ近い行列ができました。
また、震度6強を観測した熊本県美里町では、被災した自宅の片づけに追われる家族の姿がありました。
被災した上村智美さんは山積みの荷物を前に「まだまだたくさんありますね、正直、(片付けが終わる)見当がつかない」と語りました。
上村さんの長男・阿南さんも、「もうめちゃくちゃ暑いです。家の中でも午前10時でこの暑さなんで、日頃の疲れというか全然進まない」と、厳しい暑さの中での作業の苦労を話していました。
■「イオンモール爆発事故」で死亡した女性の告別式が営まれる
そして、地震後に爆発した「イオンモール熊本」の爆発事故で亡くなった22歳の大竹玖瑠美さんの告別式が3日に営まれ、多く人が参列しました。
中学時代、バレーボール部で後輩だった女性は涙をこらえながらこう語りました。
【中学時代の後輩】「先輩ですけど、先輩じゃないぐらいすごく仲良くしてくださって。いくらふざけあっても許してくれて、ふざけ返してくれたり。今までの感謝と、安らかに眠ってほしい」
告別式では「いつも明るくて笑顔が可愛すぎる玖瑠美が大好きだよ」などのメッセージが寄せられました。
■「売上金を金庫に戻してくれないか」指示に従い店内に戻り…
大竹さんは地震発生直後、屋外に避難していましたが、勤務していたコスメ店運営会社「ハビタ」から「売上金を金庫に戻してくれないか」などの指示を受け店に戻り、店内で爆発に巻き込まれました。
「ハビタ」の取締役営業部長は4日午前、報道陣に対し「施設の許可が出て入れるのであれば、金庫に入れてほしいと指示した」と述べ、県内の他の3店舗でも同様に売上金を金庫に入れるよう指示していたと明らかにしました。
また、熊本県は3日、氷川町で高校1年生の女性が地震により死亡していたと発表。
自宅で被災し、死因は頸椎損傷と判明しています。
今回の地震による死者はこれまでに38人にのぼり、4日も8200人以上が避難生活を送っています。
■3日、高市総理が熊本を訪問
こうした状況を受け3日、高市総理が地震発生後、初めて熊本を訪問。
氷川町の避難所で被災者と直接意見交換しました。
【高市総理】「国でできることは全部、やれることは全部やるつもりでまいりました。本当に心からお見舞い申し上げます」
【被災した女性】「2回も震度7があってですね。水があるけど、ご飯がないです」
【被災した男性】「同じように10年前に地震でやられて、またここで…。その中で被害に遭った人に支援をお願いします、それだけです」
視察後、高市総理は地域を限定しないかたちで「激甚災害」に指定する方針を表明。
さらに政府は復旧に向けた予備費242億円の支出を4日に閣議決定しました。
また小泉進次郎防衛大臣は、入浴・宿泊・食事の支援ができる自衛隊の船舶「はくおう2」が夕方に八代港へ到着すると明かし、「5日の午後2時から入浴支援とクーラーの効いた休憩場所の提供を開始します」と述べました。
■「洗濯、お風呂が一番困る」断水は約4万4000戸で続く
政府も対応を急ぐ中、いま、被災地で多くの人が困っているのが、「断水」の問題です。
【被災した人】「やっぱり水道がどうしても来ていないので、洗濯とかお風呂が一番困っています」
【被災した人】「とにかく水が出ないので、お風呂と洗濯と食器が洗えない」
熊本市の断水は3日夜に全て解消した一方、4日午前4時半時点で県内4つの自治体、約4万4000戸で断水が続いています。
住宅の被害は1万2276棟にのぼり、宇城市と氷川町では3日、仮設住宅の建設が始まりました。
【被災した人】「電気来たとき、号泣で号泣で。だから早く水も出てくれたらいいんですけど」
地震から1週間が経ってもなお、被災地は困難な状況に直面したままです。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年8月4日放送)
