ことし6月の豪雨で大阪市の下水処理施設のポンプが運転不能となっている問題で、きのう=8月3日の豪雨でも4時間半にわたり、貯水量が限界を迎え、浸水リスクが極めて高い状況になっていたことが市への取材で分かりました。

しかし、市側は住民への呼びかけは特段行っていませんでした。

6月26日に近畿地方を襲った大雨で、「なにわ大放水路」に貯まった水を排水する「住之江抽水所」のポンプ6基すべてが水没し、運転不能となっています。

この影響で、きのう=8月3日、水没後に初めて「なにわ大放水路」の水が4時間半にわたって限界を迎え、貯水できない状態となっていたことが市への取材で分かりました。

きょう=4日午後2時時点でも、貯留量は26万3000立方メートルで、空き容量は3万7000立方メートルとわずかになっていて、依然水害への対策が必要な状況が続いています。

「なにわ大放水路」の貯水量が限界を迎えると、排水溝などから水が下水道へ流れなくなり、大雨が降ると、浸水リスクが極めて高い状況になります。

市によると、現状、家屋への浸水被害などは出ていないということですが、当時、リアルタイムで注意喚起や市民がとるべき行動について発信していなかったことがその後の取材でわかりました。

大阪市建設局下水道部は関西テレビの取材に対し、「浸水リスクの高い地域にお住まいの人には、土嚢の貸し出しをしているので、不安があれば活用してほしい。危機を感じたら建物の2階に垂直避難するなどの対応も検討してほしい」としています。

関西テレビ
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