熊本・氷川町では、太陽がぎらぎらと降り注ぐ猛烈な暑さの中、被災ごみの仕分け作業が行われていました。
ファン付き作業服など暑さ対策をしながら炎天下の中での作業です。

8月3日、熊本市は観測史上初めて酷暑日となる40.3度を観測し、被災地は命に関わる災害級の暑さとなっています。

熊本地震から7日目。
熊本県は災害との関連調査中も含め、死者が38人になったと発表しています。

熊本。嘉島町の「イオンモール熊本」では、地震後に発生した爆発事故で7人が死亡しました。

8月2日に熊本市内で営まれたのは、爆発事故に巻き込まれ亡くなった大竹玖瑠美さん(22)の通夜です。

地震発生から1分後に撮影された映像には、止まったエスカレーターを降りる人たちや寄り添いながら足早に建物の外へと避難する様子が見られました。

地震発生から約1時間20分が経過した7月28日午後5時50分ごろに爆発が起きました。

爆発後の店内は至る所で骨組みがむき出しとなり、壁や天井などが垂れ下がり爆発の衝撃がいかに強かったかが見て取れます。

大竹さんはイオンモール熊本の2階にあるコスメ店で勤務中に地震が発生。
いったんは外に避難しましたが、その後、店に戻り爆発に巻き込まれました。

当時の状況について、親族が悔しさをにじませました。

大竹玖瑠美さん(22)の親族:
たまたま買い物に行っていたおばといとこに会っている。売り上げを金庫に入れなきゃいけないから店内に戻ると。いとことおばは止めた。「危ないからやめた方がいい」と。でも玖瑠美はとても責任感のある子で、会社からそう言われれば行かなきゃいけないと思ったと思う。

売り上げを金庫に入れるよう指示されたと話し、同僚と2人で店に戻ったといいます。
その約5分後に爆発が起きたということです。

大竹玖瑠美さん(22)の親族:
明るくて、ほんと真面目で気さくで、誰からでも好かれるようなほんといい子だった。いまは怒りの方が強い。私は人災だと思う。

2日に熊本市内で大竹さんの通夜が行われ、大竹さんが勤務する会社の営業部長らが遺族に謝罪しました。

大竹さんが働いていた店の幹部:
改めまして、本当に申し訳ありませんでした。

大竹さんの母親:
もう娘は帰ってこないんですよ。しっかり真実を話してください。止めてほしかったです。帰れって言ってほしかったです。

大竹さんが、会社に売り上げを金庫に入れるよう指示されたことについて「それは重要なことだったのか」と問われると、店の幹部は「本当に今考えると、命に代えるものでは全くありません。そこは本当に重要じゃなかったと思います」と答えました。

遺族は今後、会社の刑事責任を問うことも検討しています。

3日、熊本市内で正午から大竹玖瑠美さんの告別式が始まりました。

花に囲まれた祭壇の中央には大きな瞳でこちらを真っすぐに見つめ穏やかにほほ笑む玖瑠美さん。
多くの参列者が突然の別れを惜しみました。

中学時代の後輩:
先輩ですけど、先輩じゃないぐらいすごい仲良くしてくださって、いくらふざけあっても許してくれてふざけ返してくれて。今までの感謝と安らかに眠ってほしい。

告別式では「いつも明るくて笑顔がかわいすぎるくるみが大好きだよ」など、参加者からのメッセージが寄せられていました。

中学時代のバレーボール部で玖瑠美さんの後輩に当たる女性は「何も考えられない。まさか先輩だと思わなくて頭が真っ白で」と突然の別れに涙を見せました。

<フジネットワーク サザエさん募金> 令和8年熊本地震被災地救援

FNN
FNN