8月6日の平和記念式典で奉納される原爆死没者名簿に今年3月に88歳で亡くなった被爆者の森重昭さんの名前が記帳されました。
29日午前、広島市役所で行われた記帳では、被爆者で、歴史研究家の森重昭さんの名前が書き記されました。
森さんは、原爆で犠牲になったアメリカの捕虜兵の存在を知ったことをきっかけに、遺族を探し続け遺影の登録に尽力してきました。
その功績は国内外で高く評価され、2016年に広島を訪れたアメリカのオバマ元大統領から抱擁を受けたことでも知られています。
自らも被爆者である中本信子さんは、一筆一筆思いを込めて丁寧に名前を残していました。
【記帳者・中本信子さん】
「広島の人間としてそのような人が被爆者の中にいらっしゃったということで誇らしく思って尊敬しています。大事な方がだんだん亡くなられていくということがさみしいんですけど、ありがとうございましたと、それを若い人やいろんな人が引き継いでつないでいってほしいなと思います」
ことし、原爆死没者名簿に記された人の数は28日時点で4231人にのぼり、名簿は、132冊目に入っています。
記帳は来月5日まで続き、来月6日の平和記念式典で奉納されます。
