専門家は今回の熊本地震について10年前の地震と震源も近く発生のメカニズムも似ていると指摘しています。最大震度4を観測した大分でも今後1週間は同じ程度の地震に注意が必要だということです。
◆大分地方気象台 高浜聡南海トラフ地震防災官
「今回の地震のメカニズムとしては横ずれ断層型になる」
「地震は断層運動になるので、その断層面の動きが横方向に動いてるものが横ずれ断層型」
大分地方気象台の高浜聡南海トラフ地震防災官によりますと、今回発生した地震のメカニズムは10年前の熊本地震と同じだということです。
東日本大震災の時のような津波を引き起こしやすい「逆断層型」とは異なり、断層が水平方向に動く「横ずれ断層型」だということです。
今回の地震の震源は赤色で示した日奈久断層帯の近く。
10年前の地震の震源は布田川断層帯の近くでした。
◆大分地方気象台 高浜聡南海トラフ地震防災官
「(2つの地震は)横ずれ断層だったということ、浅い場所で起きた地震。 そして10年前はマグニチュード7.3の地震ということで、これも規模の大きな地震だったということになる」
「関連性については分からないが、場所的には10年前の地震から20キロ程度離れた(近い)場所で今回の地震は発生している」
気象台では大分でも今後、同じ規模の地震の可能性があるとして引き続き注意を呼び掛けています。
◆大分地方気象台 高浜聡南海トラフ地震防災官
「熊本県熊本地方の地震だがこの領域は地震が続発する領域になることから」
「特に大分県については、今回の地震で震度4を観測したので、大分県内でも、震度4程度の揺れとなる可能性があるので注意してもらいたい」
気象台は避難経路や非常持ち出し品を確認したり、倒れやすい家具を固定するなど地震への備えを改めて確認してほしいと呼びかけています。
気象予報士、防災士の大波多さんの解説です
10年前の熊本地震では県内では2度目の揺れの方が大きくなりました。この厳しい暑さの中で地震に備えることが大切です。
30日から県内では一段と厳しい暑さが予想されています。今後の予想最高気温を見ていくと30日、31日は大分、日田どちらも38度の猛暑日の予想です。
大分で38度まで上がると観測史上最も高い気温を更新することになります。日田では日曜日に39度の予想で再び40度の酷暑日となる可能性もあります。猛烈な暑さは来週前半にかけて続きそうで、熱中症への厳重な警戒が必要です。
猛暑の中での地震への備えのポイントです。飲み水の確保はもちろんですが。家では保冷剤や水の入ったペットボトルを多めに凍らせておきましょう。体を冷やすことで熱を逃がすことが出来ます。
湯船に水を貯めておくなど水の確保をしておくことも大切です。
車のエアコンが使えれば、しばらくは暑さを避けることができますのでガソリンも満タンにしておきましょう。
また、避難した先でエアコンが使えない場合もあります。少しでも長い時間、冷たいものを確保するためにクーラーボックスや大き目の保冷バッグなどを備えておくのがおすすめです。
万が一に備え、できる対策をしておきましょう。
