北アルプス北穂高岳で韓国籍の男性3人が体調不良や足の痛みを訴え、ヘリコプターで救助されました。このうち2人は前日、低体温症の疑いなどで救助され、山小屋に収容されていました。
遭難したのは、いずれも韓国籍の65歳、67歳、56歳の男性です。
警察によりますと、3人は韓国からのツアー登山の参加者で、26日、15人パーティで上高地から入山しました。
28日、槍ヶ岳から北穂高岳方面に縦走中、標高約2850メートルの北穂高岳大キレット付近で65歳と67歳の男性が悪天候と疲労のため行動不能となりました。
同行者が付近の山小屋へ行き、「仲間が寒さで動けない」と従業員に伝え、その場にいた長野県山岳遭難防止常駐隊員から松本警察署に連絡がありました。
救助要請を受け、北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会救助隊員2人と長野県山岳遭難防止常駐隊員4人の計6人体制で遭難した現場に向かったところ、2人とも疲労と寒さを訴え、低体温症とみられる症状があり、体を温める対応をとったということです。
65歳の男性を午後7時過ぎに救助、67歳の男性は途中から自力歩行が困難だったため、背負って搬送し、午後7時40分ごろ、救助して、それぞれ、付近の山小屋に収容しました。
一夜明け29日、65歳の男性は疲労で足がふらつくなど、体調が回復しませんでした。また、67歳の男性は28日、北穂高岳大キレットで転倒し、右足首を負傷していることがわかりました。56歳の男性は28日、山小屋に到着後、発熱や嘔吐などの症状があり、3人とも自力下山できないと訴えたため、29日午後0時半前、長野県警ヘリで救助して、松本市内の病院に搬送しました。
3人は日本での登山ははじめてだったということです。
ツアーに参加したパーティは26日から3泊4日の計画で上高地から入山していて、他の12人は上高地に向けて下山したということです。
