人と人とのつながりを地域の未来を切り拓く原動力にしようと、富山県内のクリエイターたちがこの秋、市民参加型のイベントを富山市で開催します。どんなイベントになるのか発起人の思いを取材しました。
東京のまちなかを舞台に多彩なアーティストが作品を持ち寄り、人間本来の感覚に訴えかける作品が集結する一大イベント「デザイナート トーキョー」デザインやアートの可能性を来場者とともに探る市民参加型のイベントは、今、社会課題を解決したり、これまで無かった価値を生み出したりする領域まで広がっています。
ソーシャルイノベーションと言われる新たなイベントのカタチを富山で開きたいと目論むのが坂本正敬さん(46)です。
*編集者・ライター(富山市在住) 坂本正敬さん
「社会問題を解決する力もデザインにはある。イベントで富山楽しい、いけてると思ってもらいたい。本気の動機。あの人とこの人を結び合わせたらきっと面白いという感覚」
坂本さんは、地域に根差した暮らしや文化の魅力を従来の評価にとらわれない視点で発信するWEBメディアの編集長。
目指すのは、自ら暮らすまちを自ら良くしていこうと行動を起こす人たちの思いをつなぐハブ、結節点となることです。
デジタルの世界を飛び出してリアルに人と地域をつなごうとイベントの舞台として選んだのが富山市中央通り。閉店した大型店舗を3日間に渡って貸し切り、多くの人を呼び込む準備を進めています。
*アートディレクター(富山市在住) ナミエミツヲさん
「ここから入ってマルシェを通過して3階へ」
富山のアートディレクター、ナミエミツヲさんも坂本さんの目論みに乗っかるクリエイター仲間の一人です。
*アートディレクター(富山市在住) ナミエミツヲさん
「アイデアを持ち寄って皆が何かに気付く、そういう会にできたらいい。何かしなきゃとか、いつも考えていることがここに来てピンとアイデアがひらめく。そんなイベントになれば」
計画しているのはデザインの頭文字をとった「DFES」という名の新たな表現の場。
自ら暮らすまちを良くしようとする行動を「デザイン」と捉え、ワークショップやトークセッションなどを通してその思いを共有しようというのです。
会場では、富山の光景や人を美しい写真で発信するフォトグラファー、イナガキヤストさんや富山市の幹線道路沿いで交通安全を呼び掛ける謎の人形まで、多彩な展示や企画が予定されています。
「DFES」の開催は今年10月、どれだけ多くの人を巻き込めるか、富山のクリエイターの挑戦が熱を帯びています。
*アートディレクター(富山市在住) ナミエミツヲさん
「(坂本さんに)焚きつけられている、でかくしろ、でかくしろと」
*編集者・ライター(富山市在住) 坂本正敬さん
「いろんな化学反応をつくっていきたい」
坂本さん、ナミエさんたちの「DFES」は、10月2日から3日間の開催で、一般の参加者を募るクラウドファンディングが間もなく始まるということです。
