福岡県のナシ農園で、2年連続でナシが盗まれる被害が発生した。
盗まれたナシは約1万1500個。今回の被害額は200万円にのぼる。
この事態に、武井壮さんなど著名人もSNSで「許せない犯行」と投稿するなど、世間で大きな反響を呼んでいる。
23日放送の「旬感LIVE とれたてっ!」には、ナシ農園を営む男性が電話出演。
悲痛な胸の内を明かした。
■2年連続でナシを盗まれ…
丹精込めて育ててきたナシが盗まれたのは、福岡・うきは市の「三功園」という農園だ。
7月に入って、収穫間近だった「幸水」という品種のナシが約5000個盗まれた。被害額は200万円にのぼる。
農園を営む佐々木浩喜さんは「許せないよね。朝から晩まで親父がやってて…守り切れなかった」と悔し涙をにじませる。
この農園では去年も約6500個のナシが盗まれていた。

■「こないだまであったものが全て無くなって『またか』」
佐々木さんは「旬感LIVE とれたてっ!」に電話出演し、当時の状況を語った。
佐々木浩喜さん:こないだまであったものが全て無くなっていて『またか』という気持ちです。
ナシの収穫は要領が分かっていれば簡単な作業で、道具を使わずに収穫することができるということだ。
佐々木浩喜さん:収穫は簡単ですが、どうやって運んだのか。1人だったら時間もかなりかかるだろうし、複数だったら半日もかからずできるのかな。
盗んだのは1人ではなく、複数の人間ではないかと佐々木さんはみている。

■カラス対策はできても“人対策”まではできず
この農園は去年もナシ約6500個が盗まれていて、それが引き金となって従業員の給料が払えなくなり、会社は倒産した。
個人として再起し、気持ちを新たに懸命にナシを育てていた中での窃盗被害だった。
周辺には、ナシ農園が5軒ほどあるということだが、狙われたのはなぜか佐々木さんの農園だけだということだ。
佐々木浩喜さん:防犯カメラもいいものを買わないといけないし、ランニングコストがかかってしまいます。
高温とカラス対策をするのが精いっぱいで、防犯カメラの設置までは予算が追い付かない事情もあったということだ。

■父親もショック「全身打撲になって…」
盗まれたナシは、佐々木さんの父親と二人三脚で育ててきたものだった。
佐々木さんの父親も悲しみに暮れているということだ。
佐々木浩喜さん:親父がメインでやってくれていたので。親父も全然大丈夫じゃなくて、その日に事故に遭ったというか。片付け中に運搬車から落ちて全身打撲になって踏んだり蹴ったり。

■応援の声を「力」に
これらの被害状況がSNSで拡散され、世間でも大きな反響を呼んでいる。
窃盗被害に遭った当初、佐々木さんはナシ農園を閉園する決意を固めていたが、応援の声を受けて徐々に前向きな気持ちに変わりつつあるということだ。
佐々木浩喜さん:それがいま僕らの支えになっていて、すごい言葉をいただいているので、なんとか踏ん張らなくちゃいけんなと。前を向いているところです。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年7月23日放送)


