日本サッカー協会は24日、東京都内で日本代表の新監督について記者会見を開き、宮本恒靖会長と山本昌邦技術委員長、森保一監督が出席した。

会見の冒頭で宮本会長は「アジアカップで優勝する。(W杯を見据えて)少しでもFIFAのランキングをあげることが重要になる」と強調。森保監督は「契約期間の中で、全力を尽くすことが次への良きバトンタッチになるように、結果を出せるようベストを尽くしたい」と話した。

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日本サッカー協会は23日、理事会を開き、森保監督の続投を決定。合わせて、来年1月に開幕するアジアカップ後は、ロサンゼルス五輪を目指すU-21日本代表との兼任で大岩剛監督が務めることも決まった。

なぜ最初から大岩監督ではなく、森保監督が半年続投した上でのバトンタッチになるのか。

記者から問われると、宮本会長は「W杯後に新しい監督を迎えることも考えたが、森保さんが築いたアジアでの強さを発揮してもらい、W杯の次に大事なアジアカップの優勝からの逆算で考えた。大岩さんにはU-21の監督として、(年内は)アジア大会の優勝に集中してもらいたいと考えた」と明かした。

異例の短期政権が誕生する背景には、五輪予選とアジアカップの日程が重なる点などがあるとみられる。

W杯を終えた日本代表が次に活動するのは9月だが、大岩ジャパンが誕生するのはその半年後。貴重な強化機会を失う中で、森保監督の路線をどうスムーズに引き継ぐか課題も残る。

監督人事をめぐり、当初、森保監督はW杯までの任期で、日本サッカー協会は外国人を含めて後任を検討していた。一部報道では、実際に外国人指揮官を森保監督の後任に招く方向で動いていたが、予算面の都合で日本人監督に方針転換した経緯があったという。

会見で宮本会長は、「さまざまな意見があることは承知している」と賛否に理解を示した。

8年間の長期政権で森保監督は高い勝率を維持し、2022年カタールW杯ではドイツ、スペインを破ってベスト16入り。2026年大会もグループステージを無敗で突破するなど、日本代表を着実に世界の上位グループへと押し上げた。

一方で、目標に掲げ続けた「W杯優勝」には届かず、最終的にはベスト32で大会を終えた。

欧州の強豪クラブでプレーする日本人選手が増え、選手層の充実は目覚ましいが、国際舞台で実績を積んだ日本人指導者はなお限られる。大岩監督はJ1鹿島でAFCチャンピオンズリーグ優勝の実績を持つものの、A代表や海外での指導経験はなく、その手腕が世界の舞台でどこまで通用するかは未知数だ。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

記者として社会部10年、経済部2年、ソウル支局4年半の経験を持つ編集長を筆頭に、社会部デスク、社会部記者、経済部記者、モスクワ支局長、国際取材部記者、報道番組ディレクター・プロデューサー、バラエティー制作者、元日経新聞記者、元Yahoo!ニュース編集者、元スポーツ紙記者など様々な専門性を持つデスク11人が所属。事件や事故、政治に経済、芸能やスポーツまで、あらゆるニュースを取り扱うプロ集団です。