全電源喪失の恐れが指摘されていたウクライナ南部のザポリージャ原発について、IAEA(国際原子力機関)は7日、約3週間ぶりに外部電源が復旧したと明らかにしました。
ザポリージャ原発は8月20日、ドニプロ川の北側で続く戦闘の影響で、唯一残っていた外部の送電線との接続を失い、非常用のディーゼル発電機で電力を確保していました。
燃料の備蓄が減少する中、IAEAは、外部電源が復旧せず、燃料も補給されなければ、数日以内にすべての電源を失う恐れがあると警告していました。
IAEAによりますと、グロッシ事務局長の仲介で送電線の修理現場周辺に限って一時的に戦闘を停止することでロシアとウクライナが合意しました。
この間にウクライナの技術者が3日間にわたって送電線の修理を行い、7日に原発への送電が再開しました。
これにより、原子炉や使用済み燃料プールの冷却に必要な外部電源が約3週間ぶりに復旧しました。
