JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発を進める新型小型固体燃料ロケット「イプシロンSロケット」の第2段エンジン燃焼試験が、7月23日午前9時、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで実施された。エンジンは約130秒間にわたって正常に燃焼し、「良好な結果」が得られたという。過去2度の爆発事故を乗り越えた今回の成功は、イプシロン復活に向けた大きな一歩となった。

赤い炎と白い煙、展望台からも確認できた

燃焼試験では、エンジンから赤い炎と白い煙が勢いよく噴き出した。立ち上る白い煙は、遠く離れた展望台からも確認できるほどの迫力だった。

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JAXAの担当者によると、エンジンは約130秒間正常に燃焼し、良好な結果を得られたとのことだ。

過去2度の爆発事故を経て、エンジンを改良

イプシロンSロケットをめぐっては、これまでに2度、第2段エンジンの燃焼試験中に爆発事故が発生している。この事態を受け、JAXAは第2段エンジンを従来型エンジンの一部を改良したものに変更することを決断した。

今回の試験は、その改良型エンジンによる初の燃焼試験という位置づけだ。

「イプシロン復活に向けて大きなステップ」

JAXAイプシロンプロジェクトチームの井元隆行プロジェクトマネージャは、試験後に次のように語った。

「久しぶりに正常に燃焼したということでホッとしました。イプシロン復活に向けて大きなステップになったのではないか。今後の様々な試験を一つ一つ丁寧にクリアしていきながら打ち上げに臨みたい」

2度の爆発事故という困難な状況を経ての成功だけに、現場の安堵感と前向きな意気込みが伝わるコメントだ。

2026年度中に内之浦から打ち上げへ

JAXAは今回得られたデータをもとに、2026年度中にイプシロンSロケットを鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる予定だ。今後も各種試験を一つひとつクリアしながら、打ち上げに向けた準備を着実に進めていく。

【動画で見る▶「ホッとした」イプシロンSロケット第2段エンジン 地上試験で正常に燃焼 鹿児島・種子島 】

鹿児島テレビ
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