鹿児島県の「薩摩大使」と霧島市の「おじゃんせ霧島大使」に、ダンスボーカルグループM!LKのリーダー・吉田仁人さんが相次いで就任した。「まさかのW就任」と本人も驚きを隠さなかったこの異例の展開。さらに霧島国分夏まつりではコラボ企画も実施され、県外からのファンも会場に集まるなど、早くもその効果が現れはじめている。
「好きすぎて滅!」のリーダーが故郷の大使に
7月18日付で鹿児島県の薩摩大使に委嘱されたのは、「好きすぎて滅!」のフレーズで広く知られるダンスボーカルグループM!LKのリーダー、吉田仁人さんだ。吉田さんは鹿児島県霧島市出身で、17日付では霧島市の「おじゃんせ霧島大使」にも就任しており、県と市の両方の観光大使を同時に務めるかたちとなった。
県が薩摩大使への委嘱を決めた理由として挙げているのは、吉田さんがSNSで鹿児島の魅力を積極的に発信していること、若者を中心に高い人気を誇ること、そしてSNSでの拡散力が大きいことなどだ。いずれの就任についても、今後委嘱式が行われる予定だという。
吉田さんは公式ホームページで「爆裂愛してる」という楽曲の歌詞を引用しながらコメントを発表。「まさかのW就任という事で、キャパ越え寸前の感情ビッグバン。県、そして生まれの地、霧島市を背負って日々精進していきます!チェスト!」と、地元への熱い思いをつづった。
夏まつりに巨大ポスター、行列のできるミニ縁日
就任の効果は早速、霧島市内のイベントにも現れた。7月18日に開催された「霧島国分夏まつり」では、会場最寄りのJR国分駅にM!LKの吉田仁人さんの巨大なポスターが掲げられ、乗降客を出迎えた。2026年の夏まつりはいつもとひと味違う風景が広がっていたという。

M!LKは2026年、メンバーの地元の夏祭りとのコラボ企画を実施。祭り会場にはミニ縁日も登場し、多くの来場者が列を作った。宮崎からやってきたファンは「みんな元気で明るくて素直で、とても母性をくすぐられます」と語り、福岡から訪れたファンは「推しは仁人です」「歌がうまいところ、ダンスがうまいところ、メロいところ!」と熱気あふれる声を届けた。県内にとどまらず、九州各地からファンが霧島市に足を運んだことは、観光大使就任の早期効果を示す象徴的な場面となった。

「市民参加型の楽しい祭り」と実行委員長
賑わいを見せた霧島国分夏まつりについて、実行委員長の小松真也さんは「今年も市民参加型の夏祭りでたくさんの人々に出演、参加してもらって本当に楽しい祭りになった」とコメントした。

地域住民が主体となりながら、人気アイドルとのコラボという新たな要素が加わった2026年の夏まつりは、霧島市のコミュニティに新鮮な活気をもたらした。吉田さんの大使就任が、地元への来訪者増加や地域の話題づくりにつながる流れは、今後もしばらく続きそうだ。
「チェスト!」という力強い言葉とともに故郷への貢献を誓った吉田仁人さん。薩摩大使、おじゃんせ霧島大使としての活動が、鹿児島の魅力を国の内外に広く届けていくことへの期待は大きい。

