小泉陽一キャスター:
今回の火事で被災した方のお話を伺います。
渡部ゆうこさんです。こちらの商店街の方でお店を切り盛りされていたということなんですが、お店はどのあたりにあったんでしょうか。

日々のごはん 五穀と鹽 渡部ゆうこさん:
お店はちょうどあの壁と、その茶色い柱ありますよね。あの間から焼け残っている蔵のちょっと手前ぐらいの長い敷地で、手前がお店になってました。

小泉陽一キャスター:
結構奥から、奥の方まで。長方形と言いますか、長いお店だったんですね。
この火事があった時、渡部さんどちらにいらっしゃって、その火事があった時はどのような様子だったんでしょうか。

日々のごはん 五穀と鹽 渡部ゆうこさん:
ちょうど後ろの方の2階にいて、私一人、店に残って事務作業をしてたんですね。
そうしたら、なんか煙たい匂いがして、それで、なんかガスとかつけっぱなしかなと思って、ガスを見たけどついていなくて。
そうこうするうちに、外からパンパンって聞こえだして、で、サイレンの音が店の方から聞こえて、人のなんか叫ぶ声も聞こえたりしだしたので、ちょっとカーテン(のすき間から)見たら、その辺から煙と炎がボーって上がってるのが見えて、それで慌ててカバンだけ持って、店の前から出ました。

小泉陽一キャスター:
きょう(23日)でこの火災から1カ月が経つわけなんですが、この1カ月、いろんな思いがあったと思うんですよ。
自治体の方の手がなかなか差し伸べられなかったり、逆に、この途方もないがれきの量、これを撤去しなきゃいけないとか、そういう思いがあったとは思うんですが、渡辺さんが前に向かって進んでいく、一歩を踏み出す、このきっかけっていうのは何かあったんですか。

日々のごはん 五穀と鹽 渡部ゆうこさん:
火事で全部燃えた次の日にもご予約をいただいてたんですけど、予約帳とかも全部燃えてしまっていて、連絡をする術がなかったので、インスタグラムで、お店が燃えましたっていうご報告をしたところ、ものすごくたくさんの励ましの声だったりとか、お店、絶対行きたいので、また再建してくださいねっていうお声いただいたりとか。あとは、障害者の方の就労支援施設としても、 7月から動かしていくはずだったんですが、そこで働く予定だった子から、「また、もう一回一緒に働きたいです」っていう声ももらっていて、応援してくださる方の声で、なんとか今、前を向いて進んでいるところです。

小泉陽一キャスター:
渡部さんがお店で皆さんを応援してたはずだったのが、逆に応援される立場に回ったっていうことですね。

日々のごはん 五穀と鹽 渡部ゆうこさん:
そうですね。本当にたくさんの方に支えられて今があるなと思ってます。
ありがたいことです。

小泉陽一キャスター:
一歩前に進んだ、その何か行動、これを実際今やってるんだよ、なんてことがあれば教えてほしいんですけど。

日々のごはん 五穀と鹽 渡部ゆうこさん:
ここの場所での再開はやっぱりすぐには難しいし、また、早く「五穀と鹽」っていう場所をもう1回再建したいので、新しい場所を今探して、せめて今年度(2026年度)中には再開したいなっていう思いと、あときょう(23日)、ちょうどきょうなんですけど、お店で出すはずだったお米とか雑穀とかお塩とか、まあ残ってるんですよ。
でも、お店内で出すところがなくて、それを通信販売で販売できるように、三瓶の米農家の友人がうちのホームページで売ったらいいよって言ってくれて、「ファーム浮き布」さんっていうとこなんですけど、そちらのサイトで「五穀と鹽」応援セットっていうのの販売を始めてもらうことになりました。

小泉陽一キャスター:
これもありがたいですね。

日々のごはん 五穀と鹽 渡部ゆうこさん:
そうですね。本当にご縁のおかげで、なんとか一歩ずつ前に今もいて進んでいるところです。

小泉陽一キャスター:
向こう側の2階の方で、自分の焼け跡から探し物をしている人の姿も見えるんですけども、何か渡部さんも大事なものが見つかったとに伺いました。

日々のごはん 五穀と鹽 渡部ゆうこさん:
ここで、がれきの撤去作業を始められて、ものすごく暑い日で忙しそうにされてたんですけど、その中から、この「五穀と鹽」の看板、ロゴマークなんですけど、お店の前にかかっていた看板なんですよ。
これ、引っ張り出して手渡してくださったんですよね。

小泉陽一キャスター:
ありがたいですね。これも本当にもうすずだらけになってますけども。
これからも、険しい道のりかもしれませんが、体を大事にして頑張ってください。

TSKさんいん中央テレビ
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