5年連続のインターハイ出場を果たした神村学園女子ソフトボール部が、2年ぶりの全国制覇に向けて照準を合わせている。7月の九州大会では4年ぶりの優勝を飾り、チームの勢いは上向き。エース・梶目莉空投手をはじめ、世代別日本代表経験を持つ3年生トリオが大舞台で躍動する。
九州制覇で勢いに乗るチーム
神村学園女子ソフトボール部は、5年連続でインターハイへの切符をつかんだ。7月に行われた九州大会では4年ぶりの優勝を達成するなど、チームの調子はここへきて右肩上がりだ。

就任4年目を迎える有住隆監督は、勝利のキーマンとして3人の3年生に注目する。「ショートの藤田、サードの中西は1年生ながら優勝を経験したレギュラーメンバー。エース・梶目もベンチで優勝を経験。もう1回優勝という結果を残して最後を飾ってもらいたい」と語る。いずれも世代別の日本代表経験を持つ選手たちであり、チームの精神的な柱でもある。

最速110キロ、エース梶目の安定感
チームの核となるのが、エース・梶目莉空投手(3年)だ。最速110キロを誇る右腕で、春の選抜大会ではベスト4進出に貢献。準決勝では惜しくも延長の末に敗れたものの、5試合をひとりで投げ抜きわずか2失点という圧巻の安定感を見せた。

梶目投手は現在の手応えをこう語る。「変化球の精度が高まってきて、1・2年生の時よりは実力が付いてきたと思っていて。自分がエースという自信と自覚と責任を持って、絶対に日本一を取りたい」。インターハイでは「過去最高のピッチングを見せたい」とも宣言しており、その言葉には静かな覚悟がにじむ。

三遊間を守る2人の守護神
梶目投手を守備で力強く支えるのが、三遊間コンビを組むサード・中西華選手とショート・藤田莉心選手だ。ともに3年生で、1年時から優勝を経験したレギュラーとして神村学園の中核を担ってきた。

中西選手は安定した守備力に加え、広角に強い打球を飛ばすバッティングが持ち味だ。「ストライクが来たら迷わずに思い切ってスイングして、本番は楽しむことを目標にしている。出塁率は5割で、打率は3割を目指している」と、数字への明確な目標も口にする。守備の堅さと攻撃への積極性を兼ね備えた、チームにとって欠かせない存在だ。

一方、ショートの藤田選手は守備範囲の広さと正確な送球を武器とする。打撃でも不動の1番バッターとして高い出塁率を誇り、チームの攻撃のスイッチを入れ続けてきた。「簡単なボールこそ丁寧にプレーしないといけないと常に言われている。そこを意識して取り組んでいる。先頭バッターとしていいボールを初球から振っていくのが強み」と、プレーの基本への徹底したこだわりを語る。

春の悔しさを胸に、大阪でリベンジへ
神村学園にとってインターハイは、春の選抜大会で果たせなかった日本一への再挑戦でもある。準決勝で延長の末に敗れた相手と、インターハイ初戦となる2回戦で再び対戦する可能性もあり、リベンジへの意欲は高い。
インターハイの女子ソフトボールは7月27日から大阪で開幕する。神村学園の初戦は7月28日午前9時から、千葉経済大学付属と和歌山県の笠田の勝者との対戦が予定されている。5年連続の舞台に立つ経験と自信、そして春の悔しさを糧に、神村学園は2年ぶり5回目の頂点を狙う。
【動画で見る▶【目指せ!インターハイ優勝】神村学園女子ソフトボール部 2年ぶりの頂点へ! 】

