2026年6月、JR西日本の普通列車が停車駅を通過するトラブルがあり、この列車の運転士が、前日の大雨の対応で1時間ほどの仮眠をとっただけで運転していたことがわかりました。
JR西日本の倉坂社長は今後、こういった天候による影響などで、運転士たちが十分に休養をとれず、代替の要員が出せない場合には、列車を運休させることもありえると説明しました。
■JR神戸線の普通列車が「鷹取駅」に停車せず通過 「1時間12分の仮眠で乗務」
JR西日本によると、6月27日午前7時ごろ、JR神戸線の普通列車が停車するはずの鷹取駅をそのまま通過し、約250メートル先で止まりました。
乗客にけがはありませんでした。
この前日は、台風7号と8号の影響で近畿は大雨に見舞われ、ダイヤが大幅に乱れていて、運転士は、本来6時間程度予定されていた休憩を取れず、1時間12分の仮眠をとっただけで、この乗務にあたっていたということです。
JR西日本は運転士の休憩時間が不足していることを把握していたものの、点呼を担当する担当者が体調を対面で確認し、本人の意向もあり、乗務させたということです。
オーバーランの原因について運転士は「一時的に意識レベルが低下し、適切なブレーキ開始時期を逸した」と話しているということです。
■「多数の乗務員が睡眠不足で業務」なら「運休という判断も」
きょう=22日の定例会見で、JR西日本の倉坂昇治社長は、「(事前防止策として)台風が直撃などした場合は、計画運休にしているが、今回は気象予報からここまでのダイヤ乱れを予想していなかった」と説明しましました。
その上で、「多数の乗務員が睡眠不足で業務に当たらないといけないようになった場合は、運休という判断になることもありえる」と話しました。
