東京に本社を置く漢方薬品メーカー『ツムラ』と熊本県が7月21日、薬用作物の生産振興に向けた包括連携協定を結びました。
【木村敬 熊本県知事】
「効果的な(薬草)栽培の仕方の実験ほ場もご提供させていただいて、ツムラの皆さんが新しい取り組みをされる際のサポートを県の農業試験・研究機関も一緒になって行いたい」
熊本県とツムラによりますと、球磨郡あさぎり町では2008年から漢方に使うセリ科の多年草『ミシマサイコ』を栽培。
その後、2015年に『あさぎり薬草合同会社』を設立し、各種の薬草栽培と研究を行ってきました。
ツムラによりますと、根を乾燥させたミシマサイコの漢方薬は、神経性の病気治療のほか不眠・風邪・肝炎などにも用いられるということです。
21日はツムラの加藤照和 代表取締役社長CEOらが県庁を訪問、出迎えた木村知事と協定書に署名しました。
今後は両者が協力し、生薬の作付エリアをさらに広げ、種類も増やしていく方針です。
【ツムラ 加藤照和 代表取締役社長CEO】
「(球磨地域は)自然豊かで水も大変きれいですし、生薬の栽培には非常に適した場所ではないかと思いますけども、それ以上に生産者の皆さまの熱意と技術」「良い生薬を作れているのではないかと思います」
ツムラによりますと、現在、球磨地方は日本最大のミシマサイコ生産地となっているということです。
また近年、高齢者や女性を中心に漢方薬への需要が高まっていて、今回の協定を期に生薬原料のさらなる安定確保を図りたい考えです。
