日本酒を楽しむ多くの人でにぎわっていたのは、東京・神田にある「居酒屋ちぇけ」です。
この店は600種類以上の日本酒を取りそろえていて、1階フロアは立ち飲み居酒屋として主に中華料理を提供しています。
一方、座席のある3階では、新鮮な海鮮料理を日本酒とともに味わうことができます。
そんな人気の居酒屋で7月、店主がある苦渋の決断を下しました。
居酒屋ちぇけ・豊田千木良店主:
1階の家賃が急激に上がってしまって、3階と1階が共倒れしないように、1階をなくすことで規模を縮小して続けていく道を選んだ。
立ち飲みで営業している1階フロアの家賃が、更新のタイミングで月額で5万円ほど値上がり。
食材や光熱費などの高騰も加わり、7月末で1階の立ち飲み居酒屋を閉店し、3階だけで規模を縮小して営業を続けることを決断しました。
常連客からは、「(1階の閉店は)残念で仕方ないけど、また再開してくれればと本当に願いたい」「難しいとは思うが、多少価格に転嫁されてもお店には続けてもらいたいなと思う。さみしいです」と一部閉店を惜しむ声が多く聞かれました。
長引く物価高に頭を悩ませる居酒屋は多く、東京商工リサーチによると、2026年上半期の倒産件数は118件と過去最多を更新。
値上げにより飲み会が減少したことに加え、消費者の節約志向が追い打ちをかけていると分析しています。
苦境は「個性」で人気の居酒屋にも…。
「イット!」が訪ねたのは、京都市にある「放課後駄菓子バーA-55 京都四条河原町店」。
店内には、約100種類の駄菓子がずらり。
駄菓子をつまみにお酒を楽しむことができる居酒屋です。
外国人観光客にも人気といいますが、9年前のオープン以降コロナ禍の打撃を受けたほか、物価高で駄菓子の価格が1.5倍以上高騰。
駄菓子の食べ放題と飲み放題のコースは500円値上げしたといいます。
放課後駄菓子バーA-55 京都四条河原町店・山本悟代表:
苦情の決断だけど、やってる(値上げしてる)状態。サービスの品質は落とせないというのは大前提。お客さんに楽しんでもらえること。そう思ってもらえるようなサービス展開とか頑張りたい。
