幻の高級魚が四国に初上陸です。岡山理科大学が世界で初めて陸上養殖に成功した、「タマカイ」の販売が香川県宇多津町で7月21日から始まりました。

宇多津町の飲食店で21日から提供が始まったのは、ハタ科の巨大魚、「タマカイ」です。クエに似た高級魚で、かつては沖縄や台湾など暖かい海に生息していましたが、乱獲により数が激減。幻の魚となったタマカイの陸上養殖に世界で初めて成功したのが岡山理科大学の山本俊政准教授です。

成長が早く、味が良いタマカイに注目した山本准教授は4年前から真水にカリウムなどを加えた海水魚でも淡水魚でも育てることができる「好適環境水」を使って陸上での養殖に取り組み、2024年に成功にこぎつけました。陸上養殖のタマカイが四国で提供されるのは今回が初めてです。

(谷本樹奈記者)
「すごくおいしい!口の中で脂身とうま味がとろけていく。コリコリとした食感が楽しくて、本当においしい」

タイよりも脂がのり、濃厚な味わいはまさに「白身のトロ」。店には珍しい高級魚を楽しみにしていた多くの客が訪れました。

(客は…)
「(念願が)叶った。こういう味なんだと体験できてよかった」

(岡山理科大学 山本俊政准教授)
「設備と水さえあれば簡単に養殖できる。世界中の内陸部の山村が漁村になる食糧確保において非常に重要」

今回の入荷分は21日のうちに売り切れる見込み(午後6時現在)で、店では今後、定期的にタマカイを仕入れる予定です。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。