台風25号による被害の爪痕が残る中、新たな台風の発生にも警戒が高まっています。
この先の天気について、徳田留美気象予報士とお伝えします。
遠藤玲子キャスター:
まずは台風25号による人的被害の状況です。
新たに千葉・印西市で水没した車の近くで発見された60代の男性が死亡、神奈川・三浦市でも1人の死亡が確認されました。
これまでに9人が死亡、行方不明は新たに千葉県で1人増えて5人となっています。
神奈川県によりますと、亡くなったのは横須賀市の横山淳子さん、沼田正さん、三浦市の原田佑佳さんです。一方、千葉県は亡くなった人の身元については明らかにしていません。
被害があった地域では再び雨が降っていますが、徳田さん、今後の天気どうなりそうでしょうか?
徳田留美気象予報士:
まず雨の様子を23日朝から見ていきます。
南の海上から絶えず北上して関東にかかっている状況です。午後になっても状況はあまり変わらず、23日夜にかけて、土砂崩れが相次いだ千葉県でも弱いながら雨の降りやすい状況が続きそうです。
遠藤玲子キャスター:
少しの雨でも土砂災害には引き続き警戒してください。そして、24日以降の天気についてはどうなりそうですか?
徳田留美気象予報士:
24日と25日はいったん天気回復して日差しが出そうですが、26日(土)になると関東は再び雨雲に覆われ、千葉県で本降りの雨になりそうです。
そして、27日(日)になっても雨の降りやすい状況が続きそうです。
これまでの記録的な大雨で地盤がかなり緩んでいるところがありますので土砂災害には引き続き厳重に警戒してください。
山崎夕貴キャスター:
気になるのが、22日に発生していた2つの熱帯低気圧。最新の情報でどうなりましたか?
徳田留美気象予報士:
気象衛星「ひまわり」の様子を見ると、1つは南の海上に、もう1つが日本の南東に位置しています。
南の海上の雲の渦は、時間とともにまとまりがなくなってきています。こちらに関しては台風に発達する可能性が低くなってきています。
ただ一方で、南の海上にある“台風のたまご”は、少しずつまとまりながらゆっくりと列島に近づいてきています。24日にも台風26号となりそうです。
遠藤玲子キャスター:
では最新の進路予想図を見ていきます。
徳田留美気象予報士:
この時間はまだフィリピンの東の海上で熱帯低気圧です。24日にも台風に発達する見込みです。
そして、週明け28日(月)になると、強い勢力で暴風域を伴って沖縄の先島諸島に接近する見通しです。
この辺りで中心付近の最大瞬間風速が50メートルと、トラックが横転するような猛烈な風が吹く恐れがあるんです。
遠藤玲子キャスター:
これは来週の月曜日までの進路予想ですが、この先は本州に影響してきそうですか?
徳田留美気象予報士:
来週30日(水)の天気図ですが、台風は今のところ台湾の方向に進む可能性が高いんですが、実はまた秋雨前線や低気圧が本州付近にかかる予想なんです。
台風が運ぶ暖かく湿った空気が前線を刺激して活発化する恐れがあります。
これによって台風から離れている九州から関東にかけても雨が強まって新たな災害につながる恐れもあるんです。
遠藤玲子キャスター:
以前も同じような状況で大雨の被害をもたらした台風がありましたからね。
来週にかけては新たな台風、そして秋雨前線による影響が非常に心配されます。
今後の情報には十分ご注意ください。
