イギリスの与党・労働党は17日、新しい党首に、マンチェスター市長を務めたアンディ・バーナム氏を正式に選出しました。バーナム氏は来週20日、首相に就任する見通しです。
スターマー首相は、5月の地方選挙で新興の右派政党「リフォームUK」などに大敗し、党内から退陣を求める声が強まったことを受けて、先月22日に辞任しました。
バーナム氏は、2016年7月に辞任したデービッド・キャメロン元首相以降、この10年余りで7人目の首相となります。
バーナム氏は、政治や経済がロンドンに集中する現状を改め、政府機能の一部を地方に移す方針を掲げています。
目玉となるのが、「ナンバー10(てん)・ノース」、いわば「北の首相官邸」をマンチェスターに設ける構想です。
中央政府と自治体の調整を担う新たな組織を設け、公共サービスや製造業の立て直し、それに地方再生を進め、地域ごとの成長戦略を後押しするとしています。
日本でも首都機能を分散する「副首都構想」が議論されるなか、イギリスの取り組みが注目されます。
