厳しい暑さが続く中、香川県が全国に誇る伝統工芸品「丸亀うちわ」作りが最盛期を迎えています。2026年も多くの生産が見込まれる一方、中東情勢の悪化が暗い影を落としています。
◆暑い日に大活躍の「うちわ」丸亀市の創業62年のうちわメーカーでは生産がピーク迎える
(長尾龍希アナウンサー)
「連日暑い日が続いていますね、そんな時にはうちわが大活躍します。丸亀市ではいま、うちわの生産がピークを迎えています」
丸亀市蓬莱町にある創業62年のうちわメーカー「ヤマダ」では、ピークの5月から8月にかけて1日約11万本のペースでうちわを製造。期間中の生産量は約1000万本に上り、年間の9割を占めています。
◆全国各地から注文が殺到 社長「真心を込めて作っている」
(長尾龍希アナウンサー)
「こちらがうちわの最終工程の機械です。このローラーで糊付けをしてこちらの機械で紙を貼り合わせます。上を通ってここで乾燥され、検品後、発送されます」
特産の「丸亀うちわ」を始め、うちわの生産量で国内9割のシェアを誇る丸亀市。こちらでも全国各地から注文が殺到しているといいます。
(ヤマダ 山田和正社長)
「どんどん注文が工場に入ってきている。真心を込めて作っているのでその思いで配ってもらえれば」
◆うちわの骨組みの原料となるナフサの価格が高止まり…「原価も跳ね上がってくる」
一方、こんな懸念も。中東情勢の悪化でうちわの骨組みの原料となるナフサの価格が高止まりしているといいます。
(ヤマダ 山田和正社長)
「40~50%は上がっているのではないか。仕入れの値段が高くなると原価も跳ね上がってくるので、元の状況に戻ることを望んでいる」
これから夏本番。全国に涼を届ける伝統の灯をどう未来へつないでいくか、生産者の模索が続いています。
