ニチレイのシステム障害の影響でケンタッキー・フライド・チキンでは、食材が届かなかったり遅れが生じる事態となっています。
小売り大手のイオンやくら寿司にも影響が拡大しています。

サクッとした衣に秘伝のスパイスが香るチキンが代名詞の「ケンタッキー・フライド・チキン」。
多くの人に愛されるケンタッキーの一部の店舗で、営業できなくなる事態に見舞われています。

15日午後、東京・世田谷区内の店の店頭には、「必要な食材を確保できないため営業時間を短縮する」との貼り紙が掲示されていました。

日本ケンタッキー・フライド・チキンの一部の店舗で、15日以降の営業は流動的で、臨時休業や営業時間の短縮、さらにメニューの制限や品切れなどもあり、オンライン注文も一時停止するなど影響が広がっています。

街では「今まで当たり前に食べてたけど、それが急になくなっちゃうと食べたくなる気持ちはあります」といった声が聞かれ、「買えなくなるのが困るので、それで慌てて食べに来た」という人もいました。

その原因となっているのが、食材の配送を委託している物流会社を子会社に持つ「ニチレイ」のシステム障害です。

13日、「ニチレイ」に対して第三者による不正アクセスが行われ、システム障害が発生。
これにより、物流事業に支障が出ていて、食材の調達が難航。
ケンタッキーの店舗運営にも影響が波及しているのです。

神奈川・川崎市内の店舗では、セルフレジの横にある張り紙に「ツイスター各種」と「クリスピー」が販売を休止していると書かれていて、食材が届かない影響で、すでに品切れ状態になっていました。

来店客:
(クリスピー)なかったですね。できればほしいですね。ポテトで我慢するしかないかなと。

国内最大規模の物流を担うニチレイのトラブルに、さらなる影響も出ています。

東北を中心に展開する食品スーパーの「ヨークベニマル」や小売り大手「イオン」でも一部の商品で欠品が。
ヨークベニマル担当者によると、「一部の弁当や食品で欠品が出始めている」といいます。

また、冷凍食品メーカーの「テーブルマーク」は、一部エリアで取引先に出荷できない状態だといいます。
一方、回転寿司チェーン「くら寿司」では、関西の一部店舗でカツオやフグなどが調達できない事態に陥っているといいます。

“不正アクセスによるシステム障害”の影響はどれほどの期間続く可能性があるのでしょうか。

ITジャーナリスト・三上洋氏は「大企業のこういった不正アクセスによる障害というのは何度も起きています。例えば、去年はアサヒHD・アスクル。これらの企業はですね、おおむね3~6カ月ほど業務に影響がでるんです。それを考えると、今回のニチレイの障害も数カ月かかってもおかしくない状況」と話します。

ニチレイによりますと、現時点での復旧のメドは未定だということです。

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