北海道江別市で大学生が集団暴行を受けて死亡した事件の強盗致死裁判で、7月15日、主犯格とされる川口侑斗被告(当時18)の被告人質問が行われました。裁判所前から中継です。
川口被告はまず起立して、「ゆがんだ正義感から身勝手な行動で被害者の人生や命を奪ってしまい本当に申し訳ございませんでした」と被害者や遺族に謝罪しました。
2024年、江別市で大学生の長谷知哉さん(当時20)が男女6人に集団で暴行を受け現金などを奪われて死亡した事件。
■八木原亜麻被告に「もっとやって」と言われ…
主犯格とされる川口被告は7月15日の裁判で自分には「すべて正直に話す責任がある」と事件の経緯について語りました。
2時間以上にわたって暴行を続けた理由を共犯の八木原亜麻被告に「もっとやって」と言われ、暴力をやめたら「何でやめるの」と思われるのが怖かったと述べました。
また、被害者の髪の毛などにライターで火をつけたわけを問われ「面白半分でやった」と答えたり、被害者が死に至る不安を全く抱かず、亡くなったことを知った後も自分は「被害者を殺していない」と思っていたなど、身勝手で残酷な行為が浮き彫りとなりました。
検察官から「ゆがんだ正義」について問われ、口ごもる場面も見られました。
■被害者が最後の力を振り絞り謝罪する声に…傍聴人の中には嗚咽する人も
川口被告は、弁護人からの質問には比較的はっきりとした口調で答えていました。時折声を震わせるなど、緊張した様子も伺えました。一方、午後の検察からの質問に対しては、首をかしげたり、沈黙が続いたりと、回答に困っているような様子も見せました。
また、廷内で、暴行後に被害者が最後の力を振り絞ったような震える声で謝罪している音声が流れると、傍聴人の中にはハンカチで目元を抑え、肩を震わせて嗚咽する人もいました。
川口被告への判決は、8月7日に言い渡されます。
以上、札幌地裁から中継でお伝えしました。
