大原美術館の礎を築いた児島虎次郎ゆかりの倉敷市のアトリエで、アーティストが長期滞在しながら作品を制作する様子が7月9日に公開されました。
縦約2メートル、幅約5メートルの和紙を張ったパネルに作品が描かれていきます。制作活動が公開されたのは、倉敷市酒津にある「無為村荘」のアトリエです。昭和初期、大原美術館の礎を築いた洋画家・児島虎次郎がアトリエとして使用、当時の姿のまま残されています。
大原芸術財団は、2005年から公募で選んだアーティストをこのアトリエに招き、最長3カ月間滞在しながら作品を制作してもらう交流事業「ARKO」を実施しています。
今回参加したのは、神奈川県出身の日本画家・小瀬真由子さん。岡山県内各地をリサーチしたあと4月からアトリエに滞在し、岩絵の具を使って人間と野生動物との境界を問いかける作品に取り組んでいます。
(日本画家 小瀬真由子さん)
「この場所自体が、虎次郎が大作を描くためにモデルとなった場所と全く同じサイズで作られた、設計された広さだと知って、自分も大きな歴史の流れの中の本当に小さな存在ではあるが、一部になれたらいいなという気持ちで制作した」
小瀬さんの作品は、7月15日から9月27日まで倉敷市の大原美術館本館で展示・公開されます。
