参加者2人が死亡する事故が起きた岡山市の裸祭り、西大寺会陽。祭りの将来的な在り方を検討する委員会の初会合が7月9日に開かれました。

(千葉知里記者)
「500年以上の歴史ある西大寺会陽の新しい形を模索するこの委員会。参加者の安全を第一に伝統をどう守るのかが注目される」

検討委員会は学識経験者や弁護士ら5人で構成され、就実大学の杉山慎策名誉教授が委員長に選任されました。初会合では、事故当時の状況などが報告されました。

2026年2月、岡山市東区の西大寺観音院で行われた西大寺会陽の「宝木」争奪戦で、参加していた40代~60代の男性3人が意識不明の重体となりました。その後、1人は意識が回復しましたが、2人が死亡しました。

26年の祭りには約1万人が参加していました。27年の祭りについては、宝木争奪戦を行うかどうか主催団体の奉賛会が検討し、10月中に方針を示すとしていて、在り方検討委員会は2028年以降、将来的な祭りの在り方を検討します。

委員会は、祭りの関係者にヒアリングを行い、事故の原因究明を進めるとともに、祭りそのものについても多角的な立場から意見を募り、開催の可否や安全面を考慮した再発防止策、祭りのルールなどを検討。年内にも主催団体に提言するということです。

(西大寺会陽あり方検討委員会 杉山慎策委員長)
「伝統だけにハイライトを当てるのではなく、これからのあるべき方向や次の世代に伝えていくべきことを検討する。奉賛会(主催団体)とは一線を画し、できるだけ客観的に公平に俯瞰(ふかん)して全部を見ていく」

委員会は今後、月に1回開かれる予定で、次回は8月7日に開かれます。

岡山放送
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