私たちの生活圏にクマの脅威が迫る中、企業の経営者などを対象にしたセミナーが7日、秋田市で開かれ、いかに従業員の安全を守るかを学びました。

秋田商工会議所と大手損害保険会社が開いたセミナーには、秋田市の企業26社の経営者や総務担当者などが参加しました。

はじめに、企業のクマ対策について専門家が講演しました。

MS&ADインターリスク総研・水上敬太さん:
「何も対策もせずに、『クマによる被害だから運が悪かった』では通用しません」

労働災害などについて研究する専門家は、従業員が業務中にクマによる被害を受けた場合、企業は安全配慮義務違反を問われる恐れがある、と指摘しました。

その上で、企業は「予測できる危険に対し、できる限り対策すべき」と話し、従業員にクマを撃退するスプレーを配布するだけでなく、携帯のルールや使い方も十分に周知する必要があるとアドバイスしました。

また、緊急時のマニュアルは作成するだけでなく、日常的な訓練で従業員に定着させることが重要です。

続いて参加者は、練習用のクマ撃退スプレーの使い方や効果などを確かめました。

企業の総務担当者:
「思ったより軽くて、勢いも手で抑えられたので使いやすかった。スプレーは、1回経験した方が遭遇したときに落ち着いて対応できると思うので、練習用があるのはいい。ぜひ従業員にも体験してもらいたい」

クマとの遭遇リスクが高まる中、企業には従業員の安全を守る備えが求められています。

秋田テレビ
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