同居する父親を包丁で刺して殺害したとして、殺人の罪に問われている秋田県大仙市の男の裁判員裁判で、秋田地方裁判所は6日、被告の男に拘禁刑13年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、大仙市協和峰吉川の無職・進藤藤行被告(52)です。

進藤被告は2025年8月、自宅で同居する当時93歳の父親の首などを包丁で刺して殺害したとして、殺人の罪に問われています。

これまでの公判で弁護側は「被告が病気の後遺症で働けず、社会的孤立感を感じていた。以前から父親と電気の使い方や生活費について口論していて、不満を募らせていた」として、情状酌量を求めていました。

秋田地裁で開かれた6日の判決公判で、岡田龍太郎裁判長は「被告は殺傷能力が非常に高い凶器で、手加減することなく被害者を執拗に攻撃した。確実に殺そうとする強い殺意があった」と指摘しました。

その上で「被害者が被告の病気などに配慮がなく、不満がたまっていたことは理解できるが、実家を出るなどして環境を変えることもせずに、一方的に不満を抱えた。精神的に追い詰められた上の犯行とは言いがたい」として、進藤被告に検察の求刑と同じ拘禁刑13年の実刑判決を言い渡しました。

弁護側は「控訴は本人と相談して決める」としています。

秋田テレビ
秋田テレビ

秋田の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。