5日、愛媛県宇和島市では1時間に70ミリを超える非常に激しい雨となり、市内の川が溢れ、一部の住宅や店舗で床上まで浸水しました。その時、何があったのか。映像には緊迫の状況が残されていました。

川から茶色い水があふれ、濁流と化した道路。この映像は5日午前11時前、宇和島市内で撮影されました。

気象台によりますと、5日四国地方では九州北部にあった梅雨前線が活発化して南下。県内では特に南予を中心に雷をともなう非常に激しい雨に。宇和島では、午前10時40分までの1時間の雨量が70・5ミリを観測し、7月の観測史上最大となりました。

この大雨で宇和島市内を流れる内平川が氾濫。川の近くの保手地区は道路が瞬く間に冠水。映像には冠水した道路を進む車と、車内には運転手の姿も確認できます。濁流にハンドルをとられながらも、車は何とか水の中を抜けました。

一方、地区は一部の住宅や店舗で床上まで浸水。40年以上営業している鮮魚店にも水が押し寄せ…

浅岡鮮魚店・浅岡益久さん:
「ここまで(水が)来ましたね。この高さまで、もう一瞬のうちに。土のうを積んだりとか準備をする間もなかった。もうほんと30分の間に。10時ごろまでは川の水は半分だったんです。ところが10時半から11時ごろにかけて、もう一気にあがりました」

わずか30分ほどで川が増水し、店の奥まで大量の水が押し寄せてきたといいます。

一夜あけた6日。店主の浅岡さんは朝から店の清掃作業に当たっていました。

浅岡さん:
「(机の)中はやられてる。中は浸かってる、中まで浸かるということは、この高さまで(水が)あったと」

この状況に店も臨時休業せざるを得ませんでした。

浅岡さん(電話):
「きょうは休みです。迷惑掛けます、すみません。ありがとうございます。またよろしくお願いします」

奇しくも7日で西日本豪雨から8年。店主の浅岡さんにも当時の災害の記憶がよみがえります。

浅岡さん:
「(8年前は)今回と変わらんくらいの氾濫でしたね、この川に関してはわたしの同級生も亡くなったんですよ。吉田で。65歳になって退職されてすぐだったんですけど亡くなられました。あの子らの顔が目に浮かびますね」

7日も営業再開の目途が立たない中、浅岡さんは一日も早い営業再開へ前を向きます。

浅岡さん:
「この災害を乗り越えて、なんとか早く再開させたいなと思っている」

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テレビ愛媛
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