石川県立小松特別支援学校で、授業中に行方不明となった10歳の男児が滝で死亡した事故を受け、同校は保護者説明会を開催し、再発防止に向けた具体的な対策を明らかにした。トイレへの同伴徹底やセンサーの設置、さらには警察や地域と連携した捜索マニュアルの刷新を柱とする。県教育委員会も臨時の校長会議を開き、県内全域での安全管理の徹底を指示した。悲劇を繰り返さないための体制構築が急務となっている。
保護者説明会で謝罪と対策提示

石川県立小松特別支援学校では、児童が亡くなった事故に関する保護者向けの説明会が行われた。瀬川真司校長は、保護者からの意見に対し、これまでの対応に不十分な点が多々あったことを認めて謝罪した。

今後の具体的な改善策として、授業中に児童がトイレを希望した際は、周囲のクラスの教師などと協力して必ず同伴する体制を構築する。また、人の出入りを正確に把握するため、校舎にセンサーを設置することを県教育委員会へ要望する方針を示した。
捜索マニュアルの抜本的見直し

学校側は再発防止策の要として、児童生徒が行方不明になった際の捜索マニュアルを刷新する。

新たな運用では、警察への通報と同時に保護者へ連絡することを義務付ける。
さらに、地域社会との連携を強化し、町内放送を速やかに実施することで早期発見につなげる仕組みを盛り込む。学校は来週月曜日に再開する予定であり、県から派遣されるスクールカウンセラーによる児童生徒や教職員の心のケアにも取り組む。

県教委が緊急会議、安全点検実施へ
今回の事故を受け、県教育委員会は臨時の県立学校長会議を開催した。会議には県立学校の校長54人が出席し、冒頭で犠牲となった児童に黙祷を捧げた。

塩田憲司教育長は、あらゆる危機や事故が自校でも起こりうるとの認識を持ち、教職員や児童生徒への指導を継続するよう強く求めた。校長が自校に戻った後、教職員に対して危機管理のあり方を徹底させるよう指示している。県は来週以降、県内の特別支援学校を順次訪問して施設の安全点検を実施し、今月中には有識者らによる協議会を設置して今後の対策を検討する。

(石川テレビ・7月3日放送)

