競馬界のレジェンド・武豊騎手のデビュー40周年を記念した特別展が石川県金沢市で開かれている。これに合わせて本人が登場したトークショーでは、前人未到の通算5000勝や、世界最高峰レース・凱旋門賞への熱い思いを語り、会場を沸かせた。40年間トップを走り続ける男が金沢の地で誓った「これから」とは。

デビュー40年の軌跡を辿る特別展

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金沢市の香林坊大和で開かれている特別展『武豊 デビュー40年~前人未到の記録~』
競馬界のレジェンド、武豊騎手の輝かしいキャリアを振り返るこの展覧会には、貴重な品々が並ぶ。

会場には、3歳馬しか出走できない日本ダービーで、武騎手が史上最多となる6回の栄冠に輝いた時の勝負服やトロフィーなどが飾られている。

また、前人未到のG1レース86勝全ての写真パネルがずらりと並ぶ光景は圧巻だ。さらに、6月14日の宝塚記念でメイショウタバルに騎乗し2連覇を果たした際のゼッケンも、いち早く展示されている。

レジェンド登場にファン熱狂

この特別展にあわせ、武豊騎手本人が香林坊大和の1階ステージに登場し、トークショーが開かれた。進行役は、競馬実況でおなじみの元フジテレビアナウンサー、福原直英さんだ。

レジェンドの登場に、会場に詰めかけた多くのファンは大きな拍手で迎えた。トークショーで武騎手は、今年11月に金沢競馬場で開催されるダート競馬の祭典「JBC」について触れ、「乗りますよ」と参戦を表明し、地元のファンを喜ばせた。

40年トップの理由は“競馬愛”

デビューから40年、トップ騎手であり続けられる理由を問われると、武騎手は少しもてらうことなく、その原動力を語った。
「面白いですよ、やっぱり。ダービーとか乗ったら本当面白いですよ」

その言葉に、福原さんが「乗ったことないんですよ」と返すと、会場は笑いに包まれた。武騎手は続けて「だからすごい、ジョッキーっていいなと思いますね」と、競馬への深い愛情を爆発させた。数々の栄光を手にしてもなお、純粋に競馬を愛する心が、彼をトップの座に留め続ける最大の理由なのかもしれない。

 “マジック4” 5000勝へ宣言

トークショーでは、目前に迫った大記録についても言及された。残り4勝に迫った、通算5000勝についてだ。

福原さんから「マジック4という話をしましたが、ここは…」と水を向けられると、武騎手は力強く宣言した。
「5000勝の写真を、もう来週月曜日には飾れるようにしたいですね。頑張りますよ」
明日からのレースでの5000勝到達を宣言し、会場の期待を一層高めた。

この後、武騎手は4、5日のレースで2勝を挙げマジック2としている。

金沢で誓った“今年こそは”

輝かしいキャリアを築いてきたレジェンドは、過去を振り返るだけでなく、未来を見据えている。今後について問われると、その思いを語った。
「本当に40年ジョッキーをやらせていただいて、自分は幸せだなと思いますし、まだまだでも、これからの方が大事なんです、今までよりもと思っているので」

そして、まだ手にしていない栄光への強い決意を、金沢の地で表明した。
「今年こそはという気持ちを、ここ金沢で宣言させてもらいます」
その言葉が指し示すのは、秋にフランス・パリで開催される世界競馬の最高峰・凱旋門賞だ。悲願の初制覇を誓うと、会場からはこの日一番の大きな拍手が送られた。

トークショーを終えた武騎手は、この後すぐにレースの準備のため函館へと向かった。40年という節目を越えてもなお、新たな挑戦へと向かうレジェンドの姿は、多くのファンに勇気と感動を与え続けている。

特別展『武豊 デビュー40年 前人未到の記録』は、今月14日まで香林坊大和で開かれている。

(石川テレビ・7月3日放送)

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