約40年に渡って工事が進められてきた新潟と福島を結ぶ道路。報道陣に特別公開された。

氏家彦斗記者:「このあたりは非常に険しい谷の地形となっています。こちらにかけられている橋が八十里越えで最長最高を誇るということで、下から眺めますと圧巻です」

■約40年前から工事
公開されたのは福島県只見町と新潟県三条市を結ぶ20.8kmの国道289号線八十里越。国と福島、新潟の2県によって約40年前から工事が進められている。あまりの道の険しさから一里が十里にも感じられ、八十里越と呼ばれるようになったといわれるほど。そのため工事にも苦労があったという。
国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所の岩崎誠副所長は「急傾斜地でございますので、なかなかアクセスする道路もありませんでしたので、工事を進めながら先に進んでいくというようなところと、どうしても豪雪地帯ということで冬季間は工事ができなかった」と話す。

■豪雪地帯の難工事
地上から80m以上の高さを誇る「八十里越天空大橋」。クレーンで橋をかける一般的な工法が使えず、福島県側から橋桁を送り出していく工法が取られた。また、豪雪地帯のため工事ができる期間も5月から11月に限定された。
只見町と三条市を繋ぐ道路には国道252号線もあるが、冬の間は通行止めとなるためこれまで157分かけて迂回していた。
しかし、八十里越が開通することで、その所要時間は約半分に。

■「命の道」としても期待
また、総合病院のない只見町では、救急搬送の際には会津若松市の病院に行く必要があったが、より近い新潟県の病院に行けるようになり、まさに「命の道」としての効果も期待されている。
国土交通省長岡国道事務所の岩崎副所長は「昭和61年の事業化以来、今年で40年ということで、非常に地域の皆さん期待されているというところでございますので、一日も早い工事完成に向けて準備をしていきたい」と話す。

40年の時をこえて繋がる新たなルート。国道289号線八十里越は、2027年夏に開通が予定されている。

福島テレビ
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