アメリカの連邦控訴裁判所は2日、トランプ政権が国立公園から撤去した歴史的展示物について、再設置を命じた下級審の判断を一時的に差し止めました。
トランプ政権が国立公園から撤去した、奴隷制度や気候変動に関する展示をめぐり、連邦控訴裁判所は2日、原告側が回復不能な損害を受けることを十分に立証できていないとして、展示の再設置を命じた下級審の判断を一時的に差し止めました。
トランプ大統領は2025年3月、歴史展示などに関する大統領令に署名し「真実ではなくイデオロギーに基づくゆがめられた物語が広められている」として、奴隷制度などに関する展示の撤去を進めました。
これに対し、国立公園の保全活動を行う非営利団体などは、奴隷制度や気候変動など、事実に基づく歴史や科学的知見を伝える展示の撤去を余儀なくされたとして内務省などを提訴しました。
ロイター通信によりますと、全米37カ所の施設で少なくとも51件の展示物が撤去または廃棄されたということです。
