2日、九州では線状降水帯が多数発生し、土砂崩れなどの被害が相次ぎました。
さらに、新たな台風も発生し再び「ダブル台風」の恐れが出ています。
激しい音を立ててまるで川のように水が流れ、静岡・南伊豆町の道路は巨大な岩などの土砂でふさがれていました。
静岡県内では発達した雨雲により激しい雨が降り、午後1時過ぎに下田市や南伊豆町に一時、レベル4土砂災害危険警報が発表されました。
九州5つの県では線状降水帯が同時多発的に発生。
観光地を流れる川も氾濫しました。
ごう音を上げる濁流。
熊本・小国町を流れる筑後川です。
隣の南小国町では、1時間に73.5mmの猛烈な雨が降り筑後川が氾濫。
ガードレールがいびつな形に曲がっていました。
温泉の人気観光地ですが、くみ上げるポンプが壊れ、浴場に流れていたのは温泉ではなく、泥水。
施設では掃除に追われていました。
葉隠館・権藤芳春代表:
最近、雨の降り方が激しい。昔より水が上がるのが多い。そして早い。お湯がないとどうしようもない。
梅雨前線などの影響で、2日未明から朝にかけて九州北部に活発な雨雲が流れ込み続けました。
阿蘇市では雷を伴う激しい雨が降りました。
佐賀、長崎、福岡、大分、熊本の5つの県で線状降水帯が同時多発的に発生。
災害級の大雨が各地で降る異常事態となり、筑後川が氾濫したことで小国町と大分・日田市で一時、レベル5氾濫発生情報が発表されました。
大雨の被害は氾濫だけではありません。
長崎・佐世保市や大分・由布市では土砂崩れが発生。
福岡市では高さ10メートル以上の木が倒れ、道路が通行止めになりました。
また、静岡・南伊豆町でも土砂崩れが発生し、映像の撮影者はダブル台風が直撃した6月27日よりも激しい雨が降ったと話しました。
波勝崎モンキーベイ・大塚彩佳さん:
一番(雨の)ピークだったのは(午後)1時になる前から30分くらいまで。駐車場が5㎝くらいの水たまり。
激しい雨は、関東でも。
東京から南へ約200kmにある御蔵島では午後2時、海が荒れていました。
これは台風ではなく梅雨前線による影響で、午後の定期便が欠航になったということです。
そして、列島の周辺に発生した台風のたまごに当たる熱帯低気圧のうち、1つが午前9時に新たな台風9号に変わりました。
この台風が列島にもたらす影響は意外なものです。
気象予報士・矢澤剛さん:
今回の台風9号は、列島に猛烈な暑さを運んでくる恐れ。台風と暑さをもたらす太平洋高気圧はセットになっていて、台風が発達するとより太平洋高気圧も強くなるので、特に来週後半ごろから列島各地で危険な暑さになる恐れもあり、厳重な警戒が必要。
また、日本の西にあるたまごも台風に発達して、再びダブル台風となる恐れがあります。
最新の台風情報に十分注意してください。
