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プレスリリース配信元:株式会社ALL CONNECT
株式会社ALL CONNECT(本社:福井県福井市)が運営する通信メディア「オールコネクトマガジン」は、WiMAX対応モバイルルーター2機種(HYBRID Wi-Fi 5G NC03/Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)の通信速度実態調査を実施しました。
NC03とDOCKは、いずれも複数のWiMAXサービスで取り扱われている人気機種です。しかし「複数の端末を同時につないだときどちらが速度を保てるのか」「木造の自宅ではどこに置けば速くなるのか」を実測したデータはほとんどありません。
本調査では、性質の異なる2つの環境で2機種を検証しました。第一に鉄筋コンクリート造のオフィスで、接続する端末を1台から段階的に増やす「多台数同時接続テスト」、第二に木造の一戸建てで、回線が混雑しやすい夜間に本体の置き場所を変える「設置場所別テスト」です。接続台数・建物構造・設置場所が通信品質にどう影響するかを、定量的に検証することを目的としています。

【結論】NC03は「少数接続で速い」、DOCKは「多台数でも安定」。置き場所で速度は最大約2倍
【調査結果サマリー】・少数接続(1~2台)ではNC03が速い(下り平均64.0Mbps、DOCK55.8Mbps)
・PC2台以上の多台数ではNC03が急落(下り平均15.1Mbps)、DOCKは48.6Mbpsを維持
・多台数時のPingはDOCKで急増(最大719ms)
・隣の部屋ではNC03が25.17Mbpsに低下するが、クレードル装着で62.98Mbpsへ約2.5倍に回復
・木造宅は窓際×クレードルで最速153.18Mbps(中央設置78.98Mbpsの約1.9倍)
・クレードル装着は全条件で速度向上に寄与
ひとことで言えば「少数の端末ならNC03、家族で多台数ならDOCK」という対照的な結果です。さらに木造宅では、機種以前に「窓際に置く」「クレードルを使う」だけで速度が大きく変わりました。以下、2つの環境の実測データを順に見ていきます。

第一部:鉄筋コンクリート造オフィス ─ 多台数同時接続テスト(NC03 vs DOCK)

※単位はMbps(下り・上り)/ms(Ping)

NC03

DOCK
少数接続(1~2台)ではNC03が下りで優位
スマートフォン1台だけをつないだ状態では、NC03が下り66.15Mbps、DOCKが54.66Mbpsと、NC03が上回りました。PC1台を加えた2台接続でもNC03が61.82Mbps対56.86Mbpsで優勢です。今回の測定では、少数の端末を使う場合に限り、NC03のほうが速いダウンロード速度を記録しました。PC2台以上の多台数では、NC03の下りが急落しDOCKが逆転
状況が一変したのはノートPCを2台同時接続してからです。NC03の下りは携帯1台+PC2台で11.87Mbps、携帯2台+PC2台で11.31Mbpsまで落ち込み、多台数接続時の下り平均は15.1Mbpsと少数接続時(64.0Mbps)の4分の1以下でした。対してDOCKは、同じ多台数条件でも下り46~52Mbpsを維持し、平均48.6Mbps。接続台数が増えてもほとんど速度が落ちない安定性を見せ、少数接続では負けていたDOCKが多台数では明確に逆転しました。複数人がそれぞれ動画やオンライン会議を使う家庭・小規模オフィスでは、DOCKの安定性が活きてきます。
【なぜNC03は多台数で下りが落ちたのか】
多数の端末が同時に通信すると、限られた帯域を分け合うことになります。NC03はピーク時の下り性能が高い反面、多台数で帯域を奪い合う状況では1台あたりの取り分が大きく目減りした可能性があります。実際この条件ではNC03の上り(5.28/5.94Mbpsなど)が下りを上回る逆転も見られ、ダウンロード方向が特に詰まりやすかったことがうかがえます。
多台数時のPing(遅延)─ DOCKは急増する場面も
遅延の指標であるPingにも特徴が出ました。DOCKは携帯3台+PC2台で719ms、携帯4台+PC2台で658msと多台数接続時に大きく跳ね上がりました。Pingが数百msに達すると、オンラインゲームやビデオ通話で反応の遅れを感じやすくなります。DOCKは下りの安定性が高い一方で混雑時の応答性には波があり、両機種とも多台数・混雑下では遅延が読みにくくなる点は共通します。隣の部屋では速度が低下、ただしNC03はクレードルで約2.5倍に回復
ルーターを置いた部屋の「隣の部屋」で計測すると、壁を1枚隔てるだけで速度は低下し、NC03は25.17Mbps、DOCKは21.91Mbpsまで下がりました。ただしNC03をクレードル(卓上ホルダー)に装着して同じ隣室で計測すると下りは62.98Mbpsまで回復。クレードルなしの約2.5倍で、設置方法ひとつで受信状況が大きく改善しました。隣室や離れた部屋で使うなら、クレードルの活用が有効です。
NC03 隣の部屋 携帯1台

NC03 隣の部屋 携帯1台 クレードル差し込み

DOCK 隣の部屋 携帯1台
第二部:木造の家・夜間(混雑時間帯)─ NC03の設置場所別テスト
続いて木造の一戸建て(福井県内)で、回線が混雑しやすい夜間(18時50分~19時10分)にNC03の設置場所を変えて計測しました。同じ家の中の「中央付近」と「窓際」、さらに「クレードルの有無」で速度がどう変わるかを検証します。
NC03/クレードル/測定用端末(携帯1台)

窓際測定:NC03/クレードル/測定用端末(携帯1台)
設置場所別の実測データ一覧(NC03)


NC03 室内

NC03 窓際

NC03 クレードル差し込み 室内

NC03 クレードル差し込み 窓際
窓際×クレードルで最速153Mbps ─ 置き方だけで約1.9倍
最も速かったのは窓際でクレードルに装着して置いた状態で、下り153.18Mbps。中央付近の通常設置(78.98Mbps)と比べ約1.9倍の差がつき、置き場所と置き方を工夫するだけで速度がほぼ倍増しました。夜間の混雑時間帯でも150Mbps超を記録しており、高画質の動画視聴や大容量ダウンロードに必要とされる速度を大きく上回る水準です。クレードル装着の効果 ─ 全条件で速度が向上
クレードルの有無で比べると効果は明確です。家の中央では78.98Mbps→117.59Mbps(約1.5倍)、窓際では93.78Mbps→153.18Mbps(約1.6倍)と、どちらの場所でも下りが向上しました。自宅で据え置き的に使うなら、クレードルの利用が速度面で有利です。PC接続(有線・無線)での速度
ノートPCをNC03に接続した場合も計測しました。付属USB Type-Cの有線接続で下り33.70Mbps(Ping84ms)、Wi-Fi無線で下り13.55Mbps(Ping48ms)。下りは有線が上回りましたが、上りや応答性は無線が良好な場面もあり、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
実践:オンラインゲームのping(応答速度)を検証(NC03)
速度の数値だけでは「実際に何ができるのか」が伝わりにくいため、NC03で実際にオンラインゲームをプレイし、応答速度(ping)を確認しました。条件は、木造宅でNC03をクレードルに装着し、クレードルのLANポートからLANケーブルでゲーミングPCに有線接続した状態です。測定は第二部と同じ、回線が混雑しやすい夜間に行っています。対戦ゲームとして、オンラインFPSとMOBAの2つを試していきます。なお、ゲーム画面に表示されるFPS(フレームレート)は主にパソコン・グラフィック性能と画質設定で決まる値で、回線の良し悪しとは基本的に無関係です。そのため本検証では、回線品質を反映するping(応答速度)とパケットロスに絞って評価します。

オンラインFPS ─ ping62ms・パケットロス0

画像はイメージです。
オンラインFPSでは、ping62ms、パケットロス(loss)0、チョーク(choke)0でした。ロスやチョークが0で通信は途切れず安定していたものの、pingの62msは後述のとおり対戦FPSの理想値より高めです。
MOBA ─ ping51ms

画像はイメージです。
MOBAのゲーム中に確認した通信ステータスはping51ms。プレイ自体は成立しましたが、こちらも理想値からするとやや高めでした。
62ms・51msはどう評価すべきか ─ 対戦ゲームの目安と比較
一般に反応速度を競う対戦ゲームでは、pingは10~20ms以下が理想とされ、50msを超えると操作と表示のずれを感じやすくなるといわれます。今回の62ms・51msはこの基準に照らすと「遊べないわけではないが対戦ゲームとしては高め」の水準で、カジュアルに楽しむ範囲なら実用的ですが、競技志向では不利になる可能性があります。【設置位置を変えれば改善する可能性も】
pingがやや高めだった一因として、設置位置の制約が考えられます。クレードルのLANポートで有線接続する都合上、ルーターをPCのそばに置く必要があり、電波の届きやすい窓際には設置できていません。第二部では家の中央(78.98Mbps)より窓際(93.78Mbps、クレードル併用で153.18Mbps)のほうが明確に速かったため、有線の取り回しを工夫して本体を窓際に近づけられれば、pingや速度の改善が期待できます。
【ゲーム検証のまとめと注意点】
NC03でも対戦ゲームのプレイ自体は可能で、パケットロス0と安定性は確認できました。ただしpingは62ms・51msと理想値より高めで、競技志向では物足りなさを感じる場面もあるでしょう。カジュアルに楽しむ範囲では実用的ですが、反応速度が勝敗を分ける競技志向のプレイには、低pingが安定して出る光回線のほうが明確に有利です。
なぜ場所・台数・置き方で速度が変わるのか ─ 4つの要因
要因1:建物構造と電波の通り方
モバイルルーターは基地局からの電波を受信して通信します。鉄筋コンクリート造は電波を遮りやすく、木造は比較的通しやすい性質があり、屋外の基地局に近い窓際は電波が届きやすく、建物の中央や奥まった場所では弱くなりがちです。木造宅で窓際の速度が中央を上回ったのは、この差が表れた結果です。要因2:同時接続台数と帯域の分配
1台のルーターが扱える帯域には上限があり、接続端末が増えるほど1台あたりの取り分は減ります。多台数接続でNC03の下りが大きく落ちたのは帯域の分配が影響した可能性があり、DOCKが安定したのは混雑時の帯域制御や処理特性によるものと考えられます。要因3:クレードル(卓上ホルダー)の役割
クレードルは本体を固定するアクセサリですが、有線接続の口を備えたり本体の向き・位置を安定させたりすることで、電波の受信効率を高める効果が期待できます。各条件でクレードル装着時に速度が向上したのは、その効果が表れたものと見られます。要因4:時間帯・混雑の影響
夜間は多くの利用者が一斉に通信するため回線が混雑しやすい時間帯です。第二部はあえてその時間帯に計測しましたが、窓際×クレードルでは150Mbps超を記録し、混雑下でも設置の工夫で十分な速度を確保できることを示しました。NC03とDOCK、どちらを選ぶべきか ─ 用途別の推奨

【用途別の推奨】
・一人暮らし・少数の端末で使うなら → NC03。スマホ1~2台中心の利用ではNC03が速く、動画視聴やWeb閲覧に向いています。
・家族・複数人で多台数を同時に使うなら → DOCK。多台数でも速度が落ちにくく、家族での同時利用や小規模オフィス向きです。
・木造の自宅で据え置き的に使うなら → 設置の工夫を。機種を問わず、窓際に置く・クレードルを使うだけで速度は大きく変わります。
・隣の部屋や離れた場所でも使いたいなら → クレードルの活用を。壁を隔てても、クレードル装着で大きく回復する場面が確認できました。
調査担当者コメント
今回の調査で最も印象的だったのは、「同じ機種でも台数や置き場所でこれほど速度が変わるのか」という点です。NC03は1台なら非常に速い一方で多台数では落ち込み、DOCKは派手さはないものの多台数でも崩れない。どちらが優れているというより、使い方によって最適な機種が変わることが数値で示されました。また、窓際にクレードルを使うだけで速度が約1.9倍になったのは、誰でもすぐ実践できる改善策です。「速度が出ない」と感じたら、契約を見直す前にまず置き場所を変えてみることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
NC03とDOCK、結局どちらが速いですか?
使い方によって変わります。スマホ1~2台の少数接続ならNC03が下りで上回り(最大66.15Mbps)、PC2台以上の多台数接続ではDOCKが安定して速い(平均48.6Mbps)という結果でした。
多台数を同時につないでも安定するのはどちらですか?
DOCKです。スマホ4台+PC2台の計6台接続でも下り46.75Mbpsを維持しました。NC03は多台数で下りが10~20Mbps台まで落ち込む傾向が見られました。
クレードル(卓上ホルダー)は効果がありますか?
はい、全条件で速度向上が確認できました。隣室ではNC03の下りが25.17Mbps→62.98Mbpsへ約2.5倍、木造宅の窓際では93.78Mbps→153.18Mbpsへ向上しました。パソコンは有線・無線どちらで接続すべきですか?
今回の計測では、付属USB Type-Cでの有線接続が下り33.70Mbps、Wi-Fi無線が13.55Mbpsで、下りは有線が上回りました。ダウンロード重視なら有線接続が有利です。NC03でオンラインゲームは快適に遊べますか?
カジュアルに遊ぶ範囲なら可能ですが、競技志向には不向きです。クレードルのLANポートにPCを有線接続した条件で、オンラインFPSはping62ms・パケットロス0、MOBAはping51msでした。パケットロスは0で安定していたものの、pingは対戦ゲームの理想(10~20ms以下)より高めです。ルーターを窓際に寄せると改善する可能性はありますが、反応速度がシビアな競技志向のプレイには光回線のほうが有利です。測定にはどんなアプリ・端末を使いましたか?
測定アプリは「Speedtest by Ookla」、端末はiPhone 16 Pro Maxを中心に、ノートPC(MacBook Pro/Windowsノート)を併用しました。まとめ
2機種を鉄筋オフィスでの多台数接続と木造宅での設置場所別に実測した結果、NC03は少数接続で速く、DOCKは多台数でも安定するという対照的な特性が明らかになりました。さらに木造宅では、機種以前に「窓際に置く」「クレードルを使う」だけで速度が最大約1.9倍になることもわかりました。モバイルルーター選びでは、カタログ上の最大速度だけでなく、自分が「何台つなぐか」「どこで使うか」を基準にすることが大切です。導入後も設置場所とクレードルの活用で実測速度は引き上げられます。本調査が、最適な1台と使い方を見つける一助になれば幸いです。
※本記事の速度はすべて特定の環境・日時での実測値であり、すべての利用環境での速度を保証するものではありません。通信速度は電波状況・時間帯・接続機器・契約サービスにより変動します。
「オールコネクトマガジン」について

https://all-connect.co.jp/magazine/
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