FIFAワールドカップ2026、決勝トーナメントの初戦で日本代表は、最多5度の優勝を誇るサッカー王国・ブラジルと対戦する。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、1996年アトランタ五輪で日本代表のキャプテンとしてブラジルを破った“マイアミの奇跡”の立役者・元日本代表の前園真聖さんが解説した。
前園さんは、「十分戦える戦力がいると思うし、勝てると思います」と断言し、今回は「勝っても奇跡ではない」と語った。
■「今夜勝てると思います」 前園さんが語る根拠
前園さんはまず「十分戦える戦力がいると思うし、戦えると思いますし、勝てると思います」と言い切った。
その根拠として挙げたのが、グループステージ最終戦のスウェーデン戦だ。
佐野海舟選手と冨安健洋選手を温存したことについて「この2人がブラジル戦に臨めるのは非常に大きかった」と評価した。
予想スタメンについては、田中碧選手をボランチに置き、復帰する佐野選手と組ませる構成を予想。
冨安選手は右サイドバックに入ると見ており、ディフェンスラインには負傷が続くキャプテン・板倉滉選手に代わって谷口彰悟選手を起用するとの見立てを示した。
その理由について「万全でない状態で出場して途中に問題が出ると、交代枠を一つ失うリスクがある」と説明。

■「一人では止められない」ヴィニシウスとクーニャの脅威
前園さんが特に警戒するのが、今大会すでに4ゴールを決めているレアル・マドリード所属のヴィニシウス選手と、3ゴールのマンチェスター・ユナイテッド所属のクーニャ選手の2人だ。
「ヴィニシウスは今、世界でもトップクラスの選手。前を向かせると止められないし、スペースを与えると失点のリスクがある」と前園さんは指摘する。
対応策として想定されるのは、冨安選手と堂安律選手が右サイドで連係し、さらに佐野選手も加えた3人がかりでの対処だ。
「それくらい要注意な選手」と前園さんは語気を強めた。
一方でヴィニシウス選手の「弱点」として前園さんが挙げたのが、守備への貢献が少ない点です。「日本が前でボールを保持しているときはチャンスも作れる。ただし、しっかり切り替えて戻ることが必要」と述べた。
■前園さん予想スコア「2対1で日本が勝つ」
前園さんは「2対1で日本が勝つ」と予想。
「以前は個では勝てないから組織で戦おうとしていたが、今は一人一人の個でも十分に戦えるし、さらに組織力と規律という部分では、試合を通じてやり続けられるのが今の日本代表だ」と前園さんは説明した。
先制点を取れれば必ずチャンスが生まれ、「予選の戦い方を見ても2点は取れると思っている」と語った。

■奇跡ではなく「勝利」として迎える時代
30年前、アトランタオリンピックで日本はブラジルを破っている。その勝利は“マイアミの奇跡”と呼ばれた。
その時キャプテンだったのが、前園さん。前園さんは今回、状況は異なると強調した。
前園さん:今回勝っても奇跡ではないと思う。本当に勝利だと思う。
一方で、「去年の親善試合でブラジルに勝ったとはいえ、ワールドカップ本番の本気のブラジルはそんなに簡単ではない。リスペクトを忘れないことは大事だ」とも語った。

■決勝はフランスと? 前園さん「決勝まで予想したのは初めて」
番組では、ブラジル戦の先のシミュレーションも…。
“FIFAランキングどおりに進んだ場合”として、次はノルウェー、さらに準々決勝でイングランド、準決勝ではアルゼンチンと予想。
前園さんはノルウェー戦、イングランド戦についてはいずれも「十分戦える」と語りつつ、決勝で対戦が想定されるフランスについては「組織も個もすごい。全員がスーパースターだ」と述べた。
前園さんは、「決勝まで予想したのは初めてですよ!」と慌てつつ、「ポジティブなイメージを持って臨むことは大事」と締めくくった。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年6月29日放送)


