移動手段がなく、買い物が困難な高齢者を助けたい…。各地で移動販売車の運用が進められていますが、今回、その運用を始めたのはJA新潟市です。その特徴はなんといっても鮮度です。
新潟市東区東中島にやってきた1台のワゴン車。
【井上聖貴アナウンサー】
「車の中にはキュウリやピーマン・トマトなど、新潟市で採れた今が旬の野菜が並んでいます」
こちらはJA新潟市が6月25日運用を開始した移動販売車『キラキラ号』。
移動手段を持たない高齢者に地元の新鮮な野菜を届け、地産地消を推進しようと企画されたものです。
今後は新潟市東区の2か所で火曜日と木曜日の週2回運行します。
【JA新潟市 長谷川富明 理事】
「この石山地区はアパートもあるし、高齢者も多い。買い物が困難な方が多い地区と聞いて、この地区で始めた」
この日、用意されたのは朝採れ野菜など13品種・約200点。午前11時に販売が始まると20人ほどが列をつくり、新鮮な野菜を買い求めていました。
【買い物客】
「いいと思う。スーパーに行かなくても新鮮な野菜が買える」
【買い物客】
「(買ったものは)ジャガイモ、ピーマン、ナス。(Q.車は運転しない?)しない。もう歳だから。近所のスーパーがなくなったから本当に大変。だから、すごく助かる」
県内の65歳以上の人口は70万人を超え、高齢化率は全国平均を5.2ポイント上回る34.6%。
新潟市は10年前よりも4.1ポイント増え、31.1%となっています。
こうした状況の中で、JA新潟市は高齢者の需要を正確に把握して、移動販売車の満足度向上につなげる考えです。
【JA新潟市 長谷川富明 理事】
「きょうは、小玉スイカでも重たいので売れ筋にはならないのが分かった。次回以降は軽いものがいいと分かった」
求められる移動販売車を目指して。
【JA新潟市 長谷川富明 理事】
「採算は脇に置いて、どんな需要があるのか、どんなものが欲しいのか、客から聞いて試行錯誤しながら移動販売を継続していきたい」
今後はニーズに応じて扱う品物や巡回エリアの拡大などを検討していくとしています。
