自転車の交通反則通告制度「青切符」制度が始まって、まもなく3カ月がたちます。また、自転車に乗る際はヘルメットの着用が努力義務とされています。皆さんは正しいルールで自転車を利用していますか。

5月に自転車で転倒した秋田県大館市の中学生のヘルメットは、穴が開き、衝撃の強さを物語っています。生徒は腕を骨折する大けがをしましたが、「ヘルメットをしていなかったら骨折だけでは済まなかった」と事故を振り返ります。

大館警察署に提供されたヘルメットは、表面がへこみ、多くの傷が確認できるほか、直径約1.5センチの穴が開いています。

大館警察署交通課・桐越俊典課長:
「ヘルメットは完全に穴が開いていて、その下の発泡スチロール素材までめり込んでいる状態なので、とても衝撃が大きいことが分かる」

このヘルメットは、大館市内の中学生が使っていたものです。

生徒は5月、市内の市道を自転車で走行していたところ転倒し、左腕を骨折しました。

一方で、頭にけがやダメージはなく、警察は、ヘルメットを着用していたことで免れた可能性があると指摘します。

生徒は、事故の経験を通じて交通ルールを守ることの大切さを伝えようと、ヘルメットと手記を大館警察署に提供しました。

手記には「ヘルメットをかぶっていなかったら、骨折だけでは済まなかったと思うと恐ろしい」と書かれています。

生徒は事故の前、ヘルメットは「髪型が崩れる」「暑い」などと感じていて、着用に抵抗があったと言います。

ところが、事故を経験して心境が大きく変化しました。

生徒は「これからも自転車に乗るときは必ずヘルメットを着用します」と誓っていました。

大館警察署によりますと、管内で2025年に発生した自転車が関係する事故は46件でした。2026年も6月24日までに13件発生しています。事故に遭った人は、通学などで日常的に自転車を利用する10代が多いということです。

一方、警察庁のまとめでは、自転車に乗る際のヘルメットの着用率は1割程度にとどまっています。

大館警察署の桐越俊典交通課長は「自転車を利用するときは必ずヘルメットをかぶり、家庭でもヘルメットの着用を呼びかけてほしい」と話しています。

秋田テレビ
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