北海道旭川市で女子高校生が橋から転落し、死亡した事件の裁判は6月22日、内田梨瑚被告に懲役27年が言い渡されました。
合わせて9回の裁判を取材したUHBの記者が見た内田被告は終始、冷静だったと言います。
「主文、被告人を懲役27年の刑に処する」
2024年4月、旭川市の神居古潭で女子高校生を監禁し、服を脱がせたうえ、橋から落下させて殺害したとして殺人などの罪に問われていた内田梨瑚被告。
旭川地裁で22日、懲役27年が言い渡されました。
5月25日から始まった合わせて9回の裁判。
数十年の刑期が予想された裁判でも、内田被告は終始、冷静を装っていました。
「入廷時と退廷時には毎回欠かさず深く一礼をしていました。初公判の時は、想像していたような派手さはなく、本当に内田被告かと疑ってしまうような、落ち着いている印象を受けました」(東木場緋香記者)
白いシャツを身にまとい、法廷に現れた内田被告。
殺意と殺人の実行行為をはっきり否認し、席ではまっすぐ前を見つめていました。
内田被告が「舎弟」と呼ぶ共犯の女の供述についても…
「自身の主張と違う証言が出てきても、内田被告は一切表情を変えることはありませんでした」(東木場緋香記者)
そんな内田被告が感情をあらわにした瞬間がありました。
6月4日に行われた被告人質問でした。
「私の身勝手で非常識な言動によって女子高校生を再三傷つけ、苦しませ、これからの人生を奪ってしまい本当に申し訳ございません」(内田梨瑚被告)
弁護側からの質問にこう答えて、涙を流し、遺族席に頭を下げた内田被告。
しかし、その後の検察官の質問で態度が一変しました。
判決後の会見で、裁判員の1人がこの時のことについて言及しました。
「私たちからしか見えなかったと思いますが、検察官からのなぜ泣いたのかという質問で顔が激変したんです。それがすべてだと思いました」(裁判員)
内田被告は判決をどう受け止めているのか。
今後の弁護側の対応が注目されます。
