鈴木康友 知事:
着工の判断に必要な材料は着実に整いつつあると認識しており、それほど遠くない時期に何らかの考えをお示しできる
6月23日の静岡県議会の質問戦で、鈴木知事は「それほど遠くない時期」と明言は避けたものの、これまでよりもすこし踏み込んだ発言をしていました。
静岡工区の着工をめぐり、2026年3月までに県が懸念を示した環境への影響や対策について、専門家による会議で議論が完了。
その後、鈴木知事が着工に向け、法的手続きとともに条件に挙げていたのが住民の理解の醸成です。
JRは5月から静岡市や大井川流域の10の市と町で住民説明会を順次開催し、6月22日、すべての日程を終えました。
説明会の参加者:
多少の疑問点を持って、聞いてみようと思ったことはちゃんと答えてもらえたので、非常に分かりやすかった
説明会の参加者:
どういう取り組みでどういう風にしているか、1番興味があるところで、その辺は理解できたと思う
22回の説明会には県の職員も同席していて、速報値では1100人余りが訪れましたが、大きな混乱はなかったということです。
鈴木知事は「住民に寄り添ったものだった」と評価したうえで、7月1日に予定するJRの丹羽社長との面会を念頭にしたかのような発言も。
鈴木康友 知事:
県民の理解醸成については説明会の実施状況の詳細を整理し、JR東海からの報告などにより確認していく
また、JRは6月23日午後に県議会議員への説明会を開き、住民の理解醸成へ足場固めを進めています。
静岡工区の前進がみえ、沿線の都府県でつくる推進団体の会長を務める愛知県の大村知事も歓迎しています。
愛知県・大村秀章 知事:
リニア中央新幹線という背骨をつくるようなビッグプロジェクトが前進していくことは大変望ましい
当初2027年に開業予定だったリニア新幹線。
静岡工区の着工から開業までには10年以上かかる見通しです。
鈴木知事は7月7日の県議会6月定例会の最終日に着工容認を正式に表明するとともに、判断に至った理由などを説明するとみられます。
