秋田県八郎潟町の町長選挙が23日に告示されました。今回の選挙は病気で意思を示すことができない前町長が議会の不信任決議を経て失職したことによるものです。異例の事態の中、町政を前に進めようとする2人の新人が名乗りを上げました。

立候補したのは、届け出順に新人で薬剤師の佐藤友紀氏(47)、新人で前町議の京極幸村氏(33)の2人です。

無所属・新人 佐藤友紀氏(47):
「町民の皆さま、行政職員の皆さま、そしてオール八郎潟でまちづくりをしていく、それこそが私が望んでいるまちづくり。どうか皆さまのお力添えもお願いしたいと思っております」

無所属・新人 京極幸村氏(33):
「この町で安心してきょう1日を過ごすことができて、そして来るあすの日を楽しみにわくわくしながら迎えられる、そんな町にしていきたいと思っています」

立候補の受け付けは午後5時に締め切られ、新人による一騎打ちの選挙戦が確定しました。

八郎潟町の22日時点の有権者数は、男2083人、女2514人の合わせて4597人です。

投票は6月28日に行われ、即日開票されます。

八郎潟町の畠山菊夫前町長は、2026年2月、公務中に病に倒れ、現在も意識が戻っていません。

地方自治法では、市町村長が退職する際、自ら議長に申し出る必要がありますが、畠山前町長は意思を示すことができず、議会の不信任決議を経て失職しました。

薬剤師の佐藤友紀氏は町出身の47歳。町中心部の商店街で選挙戦をスタートさせました。

出陣式を終えるとスタッフは選挙カーに乗り込み、出発準備が整いましたが、佐藤氏は車には乗らず、自らの足で町民に支持を訴えます。

住宅街に差し掛かると、畠山前町長の自宅に一礼し、5日間戦い抜くことを誓いました。

33歳の京極幸村氏は町議会議員を辞して町長選に挑みます。

町役場の目の前で出陣式に臨み、力強く決意を語ります。力強い演説に声援が飛ぶと「今の突然の掛け声によりセリフが飛んでしまいましたが、ちょっと見てもいいですか?」と緊張が吹き飛んだ様子の京極氏。

同世代の議員仲間の後押しを受けながら選挙戦をスタートさせました。

秋田テレビ
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