リニア中央新幹線の静岡工区について、静岡県の鈴木康友 知事が着工の容認を決断し、7月12日にJR東海と県自然環境保全条例に基づく協定を締結する見通しとなったことがわかった。これに先立ち、鈴木知事は7月1日にJRの丹羽俊介 社長と面会する。

リニア中央新幹線の静岡工区をめぐっては、大井川の水問題や生態系への影響に関する静岡県とJR東海による対話が3月に完了し、これを受け、JRは5月から6月にかけて静岡市と大井川流域10市町で工事の方法や不足の事態が起きた際の対応などを示す住民説明会を開催した。

住民説明会は6月22日をもってすべての日程を終えていて、こうした中、静岡県の鈴木康友 知事は住民の理解が得られたと判断し、7月12日に静岡工区着工の前提となる県自然環境保全条例に基づく協定をJRと締結する見通しとなったことが関係者への取材でわかった。

これに先立ち、JRの丹羽俊介 社長は7月1日午後に静岡県庁を訪れ鈴木知事と面会する。

この席で、住民説明会を終えたことを報告すると共に地域住民から寄せられた声などを伝えると見られる。

また、鈴木知事は7月7日に開かれる県議会6月定例会の最終日に、着工容認を正式に表明すると同時に判断に至った理由などを説明する見通し。

リニア中央新幹線の静岡工区は2017年10月、県内で工事を始めるに当たって必要な協定の締結が間近と見られていた中、当時の川勝平太 知事が「水問題に関して具体的な対応なく、静岡県民に誠意を示す姿勢が無いことに対して心から憤っている」と怒りを爆発させたことから、県とJRの対話が実施されたほか、国の有識者会議が設置されるなど、膠着状態が実に9年近く続いていた。

テレビ静岡
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