W杯の記念すべき通算1000試合目、チュニジア戦で4対0の快勝を収めたサムライブルー。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、1996年アトランタ五輪U-23日本代表キャプテンとして「マイアミの奇跡」の立役者となった元日本代表・前園真聖氏が出演。チュニジア戦の振り返りと、次戦スウェーデン戦の展望を徹底解説しました。
■チュニジア戦「決めるべき選手が決めた。非常に素晴らしかった」
グループFでは日本とオランダが勝ち点で並ぶ一方、総得点の差でオランダが首位。決勝トーナメント進出に向けた次戦の相手は、絶対に負けられない状況のスウェーデンです。
まず、21日のチュニジア戦の内容を振り返り、前園氏はスコアだけでなく試合内容そのものを高く評価しました。
【前園真聖氏】「本当に素晴らしい戦い方。4-0ってスコアもそうですけれども、何より内容が非常によかったですね。メンバーも入れ替えながらこの試合に臨んできたんですけれども、その選手たちが本当にこの試合にフィットしてはまって、攻守ともに本当にバランスよく、そして決めるべき選手が決めたので、本当に素晴らしかったと思います」
その上で、守備的に構えてくる相手をどう崩すかがポイントだったとも指摘しました。
日本がワールドカップの本大会で4-0という結果を残したことについては、「今の力を考えると十分あり得た」と述べています。
■スウェーデンはオランダに1-5の大敗「守りのチームが先に点を取られると苦しくなる」
次戦の相手・スウェーデンは、グループリーグ第2戦でオランダと対戦し1-5と大敗。勝ち点が伸ばせずグループ3位となり、日本戦は絶対に負けられない状況となっています。
前園氏はこの大敗について、スウェーデンのチームスタイルと関連づけて分析しました。
【前園真聖氏】「スウェーデンもチュニジアと一緒で、どちらかというと『しっかり守ってカウンター』というチームなんですね。
そういうチームが先に点を奪われてしまうと、ちょっとリスクを負って前に出たりとか、点を取りにいかなきゃいけないとなって、点差が広がってしまうのはあるあるだと思いますね」
※カウンター:守備から攻撃に移る時に、 相手の隙を突いて素早く攻め込む戦術
■スウェーデンの脅威 前線に並ぶ「個の力」
次にスウェーデンの脅威として前園氏が挙げたのは、前線に並ぶ「個の力」です。
イサク選手やギョケレシュ選手、そしてオランダ戦でゴールを決めたエランガ選手といった名前を挙げながら、前園氏は次のように述べました。
【前園真聖氏】「この選手たちはイングランドのプレミアリーグ、トップリーグでも、トップオブトップの選手たちなんで。オランダには負けましたけれども、攻撃になったときにはこの選手たちがシュートチャンスをつくっていたし、点こそ1点しか決められなかったですけれども、守ってカウンター一発っていうところで言うと、怖いですね」
対する日本の守備陣については、ケガから復帰した冨安選手が大きなカギになると前園氏は見ています。
【前園真聖氏】「冨安選手が中心になって守備を作り上げると思うんですけれども、ここは守備だけじゃなくて。最終ラインじゃなくて前から守備しなきゃいけないのが今のサッカーの中で、前からどれだけ守備をして前線にいいボールを与えないようにするかというところ。カウンターになったときにちゃんと後ろがリスク管理をしっかりしなきゃいけないと思います」
■スウェーデンの弱点は「サイド攻撃への守備の甘さ」
一方でスウェーデンの弱点として前園氏が指摘したのが、“サイド攻撃への守備の甘さ”です。これはオランダ戦を見て感じたといいます。
【前園真聖氏】「しっかり守って来るんですけれども、守ってくるということはゴール前、中央固めるんですね、しっかりと人数をかけて。
ということはサイドが少しスペースが空いてくる。サイドがスペース空くということは、日本はストロングポイントのある良い選手がいますよね」
その選手として名前を挙げたのが中村敬斗選手、伊東純也選手、堂安律選手の3人です。
【前園真聖氏】「こういう選手が一対一のときに局面を打開するドリブルを仕掛けていけば、相手の陣形が崩れていくので、ドリブルで相手をかわしていく、そういうシーンがつくれれば数的優位な状況が作れるんじゃないかなと思いますね」
■次戦・スウェーデン戦のスコア予想は…
最後に前園氏は次戦・スウェーデン戦のスコアを「3対1」で日本の勝利と予想しました。スウェーデン相手に3点取れると見る根拠を、前園氏はこう説明しました。
【前園真聖氏】「今の日本の力だと3点は取れる。先制点がポイントだと思うんですけれども、先に取れば2、3点取れると思います。ただこの1失点っていうのは、相手は強力な個がいるので、もしかしたら1失点はあり得るかなと思うんですけど」
その上で、スコアよりも勝利そのものの重要性を強調しました。
【前園真聖氏】「これは僕の願望でもあるんで、1対0でいいんですよ、この試合は勝てば。勝てばいいんで、どういうゴールでも体に当ててでもいいし、泥臭いゴールでもいいんで、まずは勝つ。勝ち点3っていうのが重要な試合になってくると思います」
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2026年6月22日放送)
