サッカー日本代表の歴史的快勝から一夜。
日本のワールドカップ史上最多となる4つのゴールに列島が興奮と熱狂に包まれました。

勝てば決勝トーナメントへ大きく近づく大事な第2戦。
その決戦を前に代表チームはピリピリムードかと思いきや、用意されていたのは誕生日を祝うケーキ。

サプライズを受けたのは、6月16日に28歳の誕生日を迎えた堂安律選手です。

堂安律選手(28):
28歳になりました。カタールで2戦目いくときに、ふわっとなったので、あしたからいい練習できるようにやっていきましょう。僕も28歳になって引っ張っていけるように頑張ります。

ところが、チームのミーティングが始まると雰囲気は一変。

板倉滉選手(29):
この次がどれだけ大事かというところを、みんなも頭に入れておいてほしいというか、前回もドイツに勝ってコスタリカに負けてって、ここですごい痛い目みてるので、もう一回全員が同じ方向向いて、今日の練習から引き締めていきましょうというのを、この練習前に共有したかったです。

長友佑都選手(39):
俺は4大会経験しているけども、2戦目は一回も勝ってない。一回緊張の糸が切れるというか、もう一回引き締めて、みんなでやろう。

選手が口をそろえるように、日本にとってグループステージの第2戦はまさに鬼門。
2006年ドイツ大会以降、第2戦で勝利したことがありませんでした。

そして迎えたFIFAワールドカップ2026、グループステージ第2戦のチュニジア戦。

日本からも多くのサポーターが声援を送る中、試合は開始早々に動きました。

中村敬斗選手のクロスから最後は鎌田大地選手が左足でボールのコースを変える技ありゴール。
前半4分の先制ゴールは日本のワールドカップ史上最速記録に。

ここから日本の怒涛のゴールラッシュが始まりました。

前半10分には、コーナーキックのこぼれ球に上田綺世選手の強烈なミドルシュート。
さらに冨安健洋選手が押し込みましたが、チュニジアのゴールキーパーがギリギリのところで押さえました。
判定の結果、ボールはほんのわずかにゴールラインを割っておらず得点にはなりませんでした。

前回大会で話題となった“三笘の1ミリ”ならぬ、まさかの“逆1ミリ”に。

この1mmに阻まれ追加点とはいかなかった日本ですが、それでも前半31分、今シーズン、オランダリーグで得点王に輝いた上田選手のワールドカップ初ゴール。
日本のエースの待望の一発が生まれました。

上田選手の地元、茨城・水戸市では、小学生時代の恩師も歓喜。

上田選手を約3年間指導・坂本豊司さん:
まさか当時ちっちゃかった綺世が日本代表でワールドカップに出て点を入れるなんて、夢にも思っていなかったです。

前半を日本が2点をリードして折り返しました。
後半に入っても攻撃の手を緩めることなく、日本はチュニジアゴールに迫ります。

後半3分には、田中碧選手がミドルシュートを放ちましたが、惜しくも枠の外に外れました。

そして、後半24分に日本待望の追加点が生まれました。

上田選手のパスから伊東純也選手が自慢の俊足で一気に抜け出しゴール。
けがで欠場した久保建英選手に代わり先発出場した伊東選手が、大きな仕事をやってのけます。

神奈川・横須賀市では、伊東選手の父・利也さんがその瞬間を見守っていました。

伊東選手の父・伊東利也さん:
家を出る時、女房と話して今日は(点を)取るんじゃないかって。だいたい当たるんですよ。普通の少年でプロ・代表とか気にしてなかったから、点を取ったことがうれしい。

伊東純也選手(33):
(田中)碧から(上田)綺世に良いパスが入った時に、フリックくるかなと思ったら本当にきたので、良い抜け出しから冷静に決められて良かったかなと思います。

試合を決定づける3点目を挙げた日本ですが、後半38分に再びエース・上田選手。

伊東選手からのスルーパスを受けた佐野海舟選手が絶妙なクロス。
上田選手は、まるで宙に浮いているかのようなヘディングシュートで日本のワールドカップ史上最多となる4点目を決めました。

4点目をアシスト・佐野海舟選手(25):
ああいうふうにみんながきつい時に動けるのが自分の良さだと思いますし、ボールは少し高かったですけど、上田選手が本当にいい形でヘディングしてくれて、感謝したいです。

1試合2得点・上田綺世選手(27):
今まで自分が決めてきたゴールとはまた違う感覚。ここでしか味わえないような達成感と喜びでした。

鬼門といわれたグループステージ第2戦は日本が4対0でチュニジアを圧倒。

決勝トーナメント進出に向けて、大きな大きな勝ち点3獲得に日本国内も歓喜に包まれました。

森保一監督(57):
相手がどうしてくるか分からないところでしたけど、自分たちがやることをしっかりと準備してくれて、そして思い切ってパフォーマンスしてくれたことが良かったと思います。

長友佑都選手(39):
鬼門の第2戦目を克服できて、非常にうれしいです。日本のこの団結力を見てもらえれば、この雰囲気を見てもらえれば分かる通り、世界一の団結力を持ったチームだと思います。だからこそ今回勝てたと思います。

1試合2得点・上田綺世選手(27):
まだ突破が決まったわけじゃないので、次の試合もしっかり勝って突破決めたいと思います。

フジテレビ
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報道スポーツ部
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