福井県の美浜原発3号機で5月に発生した蒸気漏れについて、関西電力はきのう=19日、高圧タービン部材の腐食が原因だったとする調査結果を公表しました。
ことし5月8日、美浜原発3号機で高圧タービン周辺から蒸気漏れが確認され、関西電力は原子炉を手動で停止しました。
その後の調査で、高圧タービンを覆うカバーの一部に、縦およそ1センチ、横およそ8センチの損傷が見つかりました。また周辺のカバーの厚さは、本来およそ20ミリあるところ、最も薄い部分でおよそ1ミリまで減っていたということです。
関西電力は、高温高圧の蒸気が流れ続けたことで内側から腐食が進行し、圧力に耐えられなくなり、損傷に至ったと分析しています。損傷したカバーは1976年の運転開始以来、およそ50年にわたって交換や補修が行われていなかったということです。
今後は、腐食に強いステンレス加工を施した部品へ交換し再発防止を図るとしています。
なお、この蒸気漏れによる放射能漏れ等はないということで、美浜原発3号機は現在、定期検査のため運転を停止しています。
