北陸新幹線の大阪延伸を巡り、与党が再検証を進めている8つのルート案の費用対効果の試算結果が示されました。
東京―新大阪間の評価は小浜・京都ルートが最も高かった一方、敦賀―新大阪間の評価は、米原ルートが最も高くなりました。
北陸新幹線の与党整備委員会では、敦賀以西のルートについて8つのルート案を示し、再検証を進めていて19日の会合では、それぞれのルートについて国交省が行った費用対効果の試算結果が示されました。
費用対効果は鉄道事業者や利用者の便益と建設費などの費用を対比させた「投資効果」を示す指標で、原則として「1」を上回ることが求められます。
このうち、東京―新大阪間の効果を評価した試算では、小浜・京都ルートが8つの案で最も高い1.1で、そのほかのルートは1.0となりました。
一方、敦賀―新大阪間のみの評価では滋賀の米原駅で東海道新幹線に乗り換える米原ルートが1.0で最も高く、そのほかのルートは小浜・京都ルートで0.5となるなど1を下回りました。
また、将来の物価高騰を含まずに試算した概算建設費は、京都の舞鶴市から京都市を経由する舞鶴ルートの5.7兆円が最も高く、米原で乗り換えるルートの1.3兆円が最も低くなりました。
小浜・京都ルートは南北案で4.2兆円、桂川案で3.9兆円となっています。
*自民党 西田共同委員長
「B/Cとか地方の負担の話はあるが、お金の話ではなくてそもそもの話しがある。そこを理解してルートを決めていかなくてはならない」
*日本維新の会 前原共同委員長
「京都府・市、大阪府・市、首長の話を聞かないとルートを決めるには至らない」
与党整備委員会は今後、京都や大阪から聞き取りを行った上で、特別国会会期末の7月17日までにルートを決定したいとしています。
