川崎市で約8年にわたり放置されていた遊覧船について、市は17日から行政代執行による解体作業を始めた。船は浸水して傾き、過去には漂流して橋にぶつかったこともあったという。解体現場には別れを告げに来る人の姿も見られた。
8年放置された遊覧船を重機で解体
川崎市で8年間放置された遊覧船。急ピッチで撤去作業が続く中、別れを告げに来る人の姿もあった。
解体作業2日目。18日の現場だ。
広瀬修一キャスター:
船が見えてきました。行政代執行が行われています。2本のアームを使って、大きな重機での解体が行われています。マスト部分はもうなくなっています。

問題の船の中央にあった高いマストは撤去され、重機による解体が進められていた。
広瀬修一キャスター:
行政代執行の様子を見ている方もいますね。
近くに職場があるという男性が様子を見に来ていた。
男性:
月日がたつにつれてだんだん傾いてきて、何年たってもそのままなので。
近隣住民:
ずっと放置されていたので、だんだん沈んでいってるなと日々行き来しているときに見てはいました。ようやくって感じです。

川崎市にあるこの桟橋に、海賊船のような装飾が施された遊覧船が係留されたのは2018年だ。
それから、約8年にわたり放置された船は1階部分が浸水して傾き、まるで座礁した海賊船のようになっていた。
近隣で20年以上勤務している人:
1回結わいてるのが離れて、ここまで流れて来ちゃったの。

係留されていた船体が漂流し、橋にぶつかったこともあったという。
指導重ねるも応じず行政代執行に踏み切る
解体初日の17日午後2時頃に撮影された、船体内部を捉えた映像だ。

手前の広い部屋にはピアノのような楽器が置かれ、キッチンなのか、カウンターの中には冷蔵庫とおぼしきものが倒れかかっていた。
船内の様子からも、かなり傾いているのが分かる。

川崎市は船の運航会社などに移動や撤去を行うよう指導を重ねてきたが、期限までに応じなかったため、17日に行政代執行に踏み切った。

船に別れを告げに来る人の姿も見られた。
別れを告げに来た人:
やっぱり“名物”的なものがあったので、ちょっとさみしさもあり。
お疲れさまでした!ゆっくり休んでください。
(「イット!」6月18日放送より)

