23日の慰霊の日を前に、沖縄県豊見城市の中学校では、81年前の戦争で同じ年頃の生徒たちが戦場に駆り出された歴史について学ぶ授業が行われました。
18日、豊崎中学校で行われたのは「10代の沖縄戦」をテーマにした戦争の実相について学ぶ特別授業です。
沖縄戦では日本軍の兵力不足などを背景に、中等学校や師範学校などの生徒たちが動員されました。
豊崎中学校 池間大輔 教諭:
皆さんと年齢が近いですよね。1、2歳しか変わらないでしょ。そういった人たちが戦争に参加させられた
県内21の学校から約1900人の生徒が動員された沖縄戦、半数以上の980人が戦場で命を落としました。
このうち陸軍病院で負傷兵の看護などにあたった「ひめゆり学徒隊」は、81年前のきょう6月18日に解散命令が出され、学徒たちはそれぞれの判断で行動することを余儀なくされました。
授業では解散命令をきっかけに多くの学徒が犠牲となったことが紹介され、もし自分が戦場で「それぞれで行動しなさい」と突然言われたらどんな気持ちか、どこへ逃げるのか生徒たちは意見を交わしました。
豊崎中学校 池間大輔 教諭:
どうしたらいいか分からないとかね。怖いとか。今まで大人といっしょにいたからね。その感情はもしかしたら、当時のひめゆりの人たちも、皆さんと同じ感情だったかもしれない。10代ですから
生徒:
生きられるという保証がある場所はひとつもなくて、みんなそれでも選ばないといけないという状況で逃げていたんだなと思うと、怖いなと思ったし、考えさせられました
同世代の若者たちが戦争に翻弄された歴史に触れ、生徒たちは平和の尊さについて改めて考えていました。
