中国の遊園地が“新種のシマウマ”として紹介した動物をめぐり、波紋が広がっている。実際にはシマウマ模様に毛を染められたロバだったことが明らかになり、SNS上では批判と議論が噴出。集客を狙った演出の是非や動物への影響をめぐり、論争が拡大している。

「新種」と紹介も…正体は染めたロバ

中国の遊園地に加わった新たな動物として投稿した動画が論争の的に。

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中国・山東省にある遊園地が公式SNSに投稿した動画。
園担当者が「きょう皆さんに紹介しています我が遊園地で新たに研究し、仕入れをしたハーフのシマウマ。飼料を節約し病気に強い、非常にまれで市場ではなかなか見られないんです」と説明している。

囲いの中にロバと一緒にいたのは“新種”の“シマウマ”として紹介されたシマウマ模様の動物。
しかし、姿も背丈も模様以外は隣のロバとうり二つ。

それもそのはず、その正体はシマウマ模様に毛を染められたロバだった。
しま模様は体だけではなく、おでこから鼻先まで顔全体にびっしりと入れられている。

このロバの動画が公開されると、中国のSNS上では、「ロバも髪を染める時代」など冗談交じりのコメントがある一方で、「この染料は動物によって有害なのでは?」「子供が誤解しないか?」など批判の声も上がっている。

なぜロバの毛をシマウマ模様に染めたのか。
FNNの取材に対し、遊園地側はその理由について次のように話した。

遊園地の担当者:
これはちょっとした冗談で、園とお客さんとの交流企画の一環に過ぎません。動物に害はありません。人が使うようなヘアカラーを使っています。

遊園地の担当者は「お客さんとの交流企画の一環で染めた」とし、「ロバに害はない」とする一方で、「誤解を招かないよう改善していく」と説明した。

過去にも“パンダ犬”で炎上

一方、中国で毛染めされた動物をめぐる論争は、今回が初めてではない。

2025年、安徽省にある動物園がSNSに投稿した動画には、パンダカラーに染められた子犬にレッサーパンダのように染められた犬の姿もあった。

その後、この動物園には苦情が相次ぎ、パンダ犬の展示を取りやめた。
その1年後、今度は別の遊園地で現れたシマウマのように毛が染められたロバ。

なぜロバの毛を染める必要があったのか、中国メディアによると、中国ではテーマパークが急増していて、他のテーマパークなどとの激しい集客競争が背景にあったとみられている。
(「イット!」6月18日放送より)

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