女性2人の承諾の得て、殺害した罪に問われている男の論告弁論が17日、さいたま地裁で行われた。法廷で新たに語られたこととは何か。
被告「事件後は殺人衝動が落ち着いた」
髪の毛を後ろで結び、もの静かな表情でまっすぐ前を見つめる男。

2015年と2018年に、横浜市の女性(当時22)と茨城県の女性(当時21)の承諾を得たうえで殺害した罪などに問われているのは、斎藤純被告(32)だ。

4月に行われた被告人質問で斎藤被告は「小さい頃から殺人衝動があり、ほぼ毎日思っていた」と長年、殺人衝動を抱えていたことを明らかにした。

斎藤純被告(4月):
法的に裁かれることをしたという認識はあったが、2人から『ありがとう』と言われて丸く収まったと思っていたが、周りの人や家族への配慮はできていなかった。後悔はしていない。

裁判で起訴内容を認めている斎藤被告、事件後は殺人衝動が落ち着いたと話している。
「常軌逸していた」最終意見陳述で
そして、17日に行われた論告弁論では、斎藤被告はボーダー柄の半袖シャツに灰色のズボン、眼鏡をかけて出廷した。

法廷には茨城県の女性の母親が出廷、斎藤被告の目を見据え、次のように話した。

茨城県の女性の母親:
裁判でも被告人は、動揺することもなく、人ごとのように話していて、「後悔はしていない」「罪悪感は分からない」という話しをしていて、許せなかった。
殺人の欲求を満たすために娘は殺された。冗談じゃない。一生をかけて償ってほしい。
母親は被告に対し、強い怒りを口にした。

そして検察側は「殺人衝動を満たすため被害者の死にたいという気持ちに積極的に関与して承諾を得た悪質な犯行」と指摘、斎藤被告に懲役13年を求刑した。
求刑を言い渡された時、斎藤被告は前を向いて求刑を聞いていた。

最終意見陳述で斎藤被告は「私が考えるべきことは周りの人や専門の知識がある人に話して、自分の中の殺人衝動を打ち払うことでした」と前回の裁判同様、自身の殺人衝動を話した。

その上で「2人の命をあやめたことは常軌を逸していた。これからは時間があるので向き合っていきたい」などと話し結審した。

判決は来月17日に言い渡される。
(「イット!」 6月17日放送より)

