鹿児島県南九州市頴娃町の観光施設「お茶街道ゆとり館」で、運営を担っていた業者が市に無断で撤退していたことが明らかになった。賃料の一部も支払われておらず、市は督促を続けている。
市民の問い合わせがきっかけで発覚
お茶街道ゆとり館は、食堂や地元農産物の販売を行う観光施設として2000年に開業した。施設は南九州市が所有しており、2024年10月からは飲食事業などを手がける東京のNHダイニングシステムが2027年3月までの契約で運営を受託していた。

しかし2025年12月、「施設が閉まっているのではないか」という市民からの問い合わせを受け、市の職員が現地を確認したところ、施設がすでに営業していないことが判明した。業者は市への連絡なく撤退していたのである。
賃料70万円超が未払い、契約は3月末に解除
市は2026年3月末をもって業者との契約を解除した。問題となっているのは賃料の未払いだ。2025年8月から2026年3月までの8か月分、計70万6,240円が支払われておらず、市は6月26日までに支払うよう督促を続けている。

営業再開のめどは立たず
南九州市では別の業者に施設を貸し出す方針を示しているが、現時点で営業再開のめどは立っていない。地域の観光拠点として親しまれてきた施設だけに、地元住民への影響は少なくない。今後の動向が注目される。
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